特許
J-GLOBAL ID:200903076191937360

円筒部が同心的に一体形成されてなる金属製品の成形装置並びにかかる金属製品の成形方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 三千雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-127740
公開番号(公開出願番号):特開平11-169986
出願日: 1998年05月11日
公開日(公表日): 1999年06月29日
要約:
【要約】【課題】 基部側角部の外面が湾曲面形状とされた円筒部が、所望の大きさや形状をもって、同心的に一体形成されてなる金属製品を有利に成形し得る成形装置と成形方法とを提供する。【解決手段】 金属素材26を、被加工部27において、第一の型16の円筒部形成部24と第二の型18との間に同心的に挟持せしめつつ、それら第一の型16と第二の型18の中心軸29回りに一体回転せしめた状態下で、該金属素材26の被加工部27の外周部を裂開ローラ68にて押圧して、該裂開ローラ68の角形形状のエッジ部94により、該被加工部27を該金属素材26の外周部から裂開せしめ、更に、かかる被加工部27の裂開部位104を円筒部形成ローラ70にて押圧し、該円筒部形成ローラ70と前記円筒部形成部24との間で挟圧することにより、該裂開部位104の全体を該円筒部形成部24に対応した円筒形状に成形すると共に、該裂開部位104の基部側角部106の外面を該湾曲面形状のエッジ部100に対応した湾曲面形状に成形するようにした。
請求項(抜粋):
円筒部が同心的に且つ一体的に形成されてなると共に、かかる円筒部の基部側角部の外面が湾曲面形状とされた金属製品を成形するための成形装置であって、前記円筒部の内周面形状に対応した外周面を有する円筒部形成部を備えた第一の型と、該第一の型の円筒部形成部に対して同軸的に且つ相対的に接近、離隔可能に配置された第二の型とを備え、該第一の型の円筒部形成部の外径よりも大径の、円形突部形状の被加工部を中心部に有する、前記金属製品を与える金属素材を、該被加工部において、それら円筒部形成部及び第二の型に対して同心的に位置するように、該円筒部形成部と該第二の型との間で挟持しつつ、それら円筒部形成部及び第二の型が、それらの軸心を第一の回転軸として一体回転し得るように構成された成形金型と、該第一の回転軸に平行な第二の回転軸回りに回転可能に、且つ前記成形金型に対して、該第一の回転軸に垂直な方向に接近、離隔移動し得るように配置せしめられる一方、前記第二の型の側に位置するエッジ部が、直角乃至は鋭角な角形形状を呈するように構成されたローラにして、かかる角形形状のエッジ部を前記第一の回転軸回りに一体回転せしめられる前記金属素材の被加工部の外周面に当接せしめた状態で、該金属素材を径方向内方に向かって押圧することにより、該角形形状のエッジ部にて、該被加工部を該金属素材の外周部から、その突出方向に裂開せしめる裂開ローラと、前記第一の回転軸に平行な第三の回転軸回りに回転可能に、且つ前記成形金型に対して、該第一の回転軸に垂直な方向に接近、離隔移動し得るように配置せしめられる一方、前記第一の型の前記円筒部形成部の外周面に対向位置する外周面が円柱面形状を有すると共に、前記第二の型の側のエッジ部が湾曲面形状を有するように構成されたローラにして、かかる湾曲面形状のエッジ部を、前記被加工部の裂開せしめられた部位の基部側角部に当接せしめた状態で、該被加工部の裂開部位を、該金属素材の径方向内方に向かって押圧して、前記円筒部形成部との間で挟圧することにより、該裂開部位を該円筒部形成部に対応した円筒形状に成形すると共に、該裂開部位の基部側角部の外面を前記湾曲面形状のエッジ部に対応した湾曲面形状に成形して、前記円筒部を形成する円筒部形成ローラと、を含むことを特徴とする、円筒部が同心的に一体形成されてなる金属製品の成形装置。
IPC (3件):
B21H 1/00 ,  B21H 1/04 ,  B21K 1/26
FI (4件):
B21H 1/00 B ,  B21H 1/04 B ,  B21H 1/04 C ,  B21K 1/26
引用特許:
審査官引用 (1件)

前のページに戻る