特許
J-GLOBAL ID:200903076397787089

真空または低圧環境下で高圧腔室の操作及び観察を可能にする方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 服部 雅紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-162445
公開番号(公開出願番号):特開2006-313712
出願日: 2005年06月02日
公開日(公表日): 2006年11月16日
要約:
【課題】 外界圧力または大気圧より圧力が高い液体環境を提供できる真空または低圧環境下で高圧腔室の操作及び観察を可能にする方法及び装置を提供する。【解決手段】 ケース11と、ケース11の内部に配置される腔室12と、ケース11内部を分割する隔離板14と、腔室12の外部に形成される蒸気室16と、蒸気室16の外部に形成される緩衝室18とを備える。腔室12は、加圧装置13と連接している。腔室12は、頂面と底面に別々に蒸気室16と繋がる蒸気孔121を有する。隔離板14が内孔141を二つ有することで、蒸気室16と緩衝室18は互いに繋ぎ合う。ケース11は頂面と底面に外界と繋がる外孔111を有し、ケース11は蒸気室16に対応する送気孔162と緩衝室18に対応する抽気孔182を少なくとも一つ有する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
ケースを用意し、ケース内部に腔室を配置し、少なくとも一枚の隔離板によりケース内部を分割し、腔室の外部に少なくとも一つの蒸気室を形成し、蒸気室の外部に少なくとも一つの緩衝室を形成し、腔室に液体試料を注入し、腔室と加圧装置を連接させることにより、腔室内の液体試料に所定の圧力を供給し、腔室の頂面と底面に別々に蒸気室と繋がる蒸気孔を設けて、蒸気室と緩衝室との間の隔離板に二つの内孔を設けることにより、蒸気室と緩衝室を互いに繋ぎ合わせ、二つの内孔を蒸気孔の上方と下方に位置させ、ケースの頂面と底面に別々に外界と繋がる外孔を設け、外孔と内孔と蒸気孔を同軸に位置させ、ケースに蒸気室に対応する送気孔と緩衝室に対応する抽気孔を設けるステップa)と、 ケースを真空または低圧環境に配置して腔室、蒸気室及び緩衝室の温度を同じ温度に制御するステップb)と、 加圧装置により腔室内の液体試料にケース外の環境圧力よりも大きい所定の圧力を持続的に加えると同時に蒸気室に気体を注入し、蒸気室と腔室との間の圧力差を液体が蒸気孔から流出する臨界圧力以下に制御することで、腔室内の液体試料を蒸気孔から流出させないように蒸気形態で蒸気孔から蒸気室へ徐々に揮発させ、蒸気室中の気体と蒸気を内孔から緩衝室へ拡散させるステップc)と、 所定の速度で抽気孔から緩衝室の気体を抽出することで、緩衝室内の気体と蒸気を外孔からケースの外部へ拡散させないように抽出するステップd)と、 を含むことにより、真空または低圧環境下で高圧腔室を提供し、外孔と内孔と蒸気孔により液体試料の観察を進行させることが可能となることを特徴とする真空または低圧環境下で高圧腔室の操作及び観察を可能にする方法。
IPC (1件):
H01J 37/20
FI (1件):
H01J37/20 A
Fターム (3件):
5C001AA01 ,  5C001BB03 ,  5C001CC03
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 電子顕微鏡等の試料ホルダ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-005828   出願人:株式会社蛋白工学研究所, 日本電子株式会社
  • 特開平1-309243
引用文献:
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