特許
J-GLOBAL ID:200903076538502008
関節のMRI画像診断における造影増強剤としてポリニトロシル官能基を有するデンドリマーの利用
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件):
荒井 鐘司
, 河野 尚孝
, 嶋崎 英一郎
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-542817
公開番号(公開出願番号):特表2004-524259
出願日: 2000年12月06日
公開日(公表日): 2004年08月12日
要約:
本発明は、ヒトを含む動物の関節のMRIにより得られた画像診断を増強する方法を改良することを目的とし、この方法では、造影増強剤としてニトロキシド化合物を用いており、また、本発明のもう一つの目的は、骨関節炎,リューマチ様関節炎または身体変性疾患の症状を示す患者の関節軟骨を正確にMR画像化する方法を提供することである。【解決手段】本発明は、骨関節炎またはリューマチ様関節炎などの変性関節疾患の症状を示す動物の関節のMRIにより得られた画像診断を増強する方法において、前記方法には、前記関節のMRI走査の前またはその間に、走査によりつくられたMR画像を増強するために毒性のない有効量の水溶性ニトロキシドを、薬理学的に受け入れる毒性のない注入できる媒体との混合物として動物の関節に注入する工程、および前記ニトロキシドが、生理的pHで正に荷電しており、安定で且つ生物還元に対し抵抗性を有し、また、少なくとも6個の末端ニトロキシル置換基を含み、且つ化学式(I)の化合物であるニトロキシル官能基を有するデンドリマーであるという改良が含まれており:ここで、各Rはそれぞれ、(A)化学式IIのニトロキシル基であり:ここで、Xは酸素原子または2つの水素原子であり、R’は低級アルキルであり、R”はHまたは低級アルキル、または(B)化学式IIIのグループであり、ここで、R’”は低級アルキルまたは(C)化学式IVのグループであり:ここで、化学式(I),(III)および(IV)の各アルキレンは鎖に2-3個の炭素原子を有する2-6個の炭素原子からなる架橋2価アルキレン基であり、Rはこの明細書で規定されており、ただし化学式(II)のニトロキシル基である分子のR基の総数は6個以上であることに特徴を有する。
請求項(抜粋):
骨関節炎またはリューマチ様関節炎などの変性関節疾患の症状を示す動物の関節のMRIにより得られた画像診断を増強する方法において、
前記方法には、前記関節のMRI走査の前またはその間に、走査によりつくられたMR画像を増強するために毒性のない有効量の水溶性ニトロキシドを、薬理学的に受け入れる毒性のない注入できる媒体との混合物として動物の関節に注入する工程、および前記ニトロキシドが少なくとも6個の末端ニトロキシル置換基を含むニトロキシル官能基を有するデンドリマーであるという改良が含まれている前記方法。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (7件):
4C069AA23
, 4C069AA26
, 4C069BA01
, 4C069BD06
, 4C085HH01
, 4C085KB56
, 4C085LL17
引用特許:
審査官引用 (4件)
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特表昭63-501876
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特開昭60-094960
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特表昭63-500867
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ニトロキシドの製造方法
公報種別:公表公報
出願番号:特願2000-592259
出願人:アトフィナ
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引用文献:
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