特許
J-GLOBAL ID:200903076553758426

暗号通信システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 司朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-296513
公開番号(公開出願番号):特開平10-210025
出願日: 1997年10月29日
公開日(公表日): 1998年08月07日
要約:
【要約】【課題】 第三者の攻撃による秘密鍵の推定を困難にすると共に、秘密鍵が解読された場合のシステムへの影響を小さく抑えることが可能な暗号通信システムを提供する。【解決手段】 1台の送信装置10と7つのグループA〜Gに分類される合計28台の受信装置A1〜G4からなる暗号通信システムにおいて、各グループには14種類の相異なる秘密鍵から重複しないで選択した2個の秘密鍵を予め配布しておく。送信装置10は、各グループについて配布された2個の秘密鍵のいずれかを用いて同一のメッセージMを暗号化し、対応するグループの受信装置に送信する。受信装置それぞれは、受信した暗号文に対して自己が属するグループに配布された2個の秘密鍵それぞれを用いて復号化し、得られた2個の復号文それぞれについて一定の規則性が存在するか否かを判断することで、正しい復号文を特定する。
請求項(抜粋):
n台の受信装置と、それらn台の受信装置に対してデジタル情報を伝送する1台の送信装置とからなる暗号通信システムであって、前記n台の受信装置はm個のグループに分類され、各グループにはm×k個の異なる秘密鍵から重複しないで選択されたk個の秘密鍵が配布されており、前記送信装置は、前記m×k個の秘密鍵と同一の秘密鍵を、配布されたグループに対応づけて予め記憶する秘密鍵記憶手段と、前記m個のグループそれぞれについて、前記秘密鍵記憶手段に記憶された各グループに対応するk個の秘密鍵から1個を選択して読み出す秘密鍵選択手段と、読み出されたm個の秘密鍵それぞれを用いて1つの平文を暗号化する暗号化手段と、前記暗号化手段によって得られたm個の暗号文を各暗号文が生成される際に用いられた秘密鍵と同一の秘密鍵を有する受信装置それぞれに伝送する伝送手段とを備え、前記n台の受信装置それぞれは、この受信装置が属するグループに配布された前記k個の秘密鍵を予め記憶する秘密鍵記憶手段と、前記送信装置から伝送されてきた暗号文を受信する受信手段と、受信した前記暗号文に対して前記k個の秘密鍵それぞれを用いて復号化する復号手段と、前記復号手段によって得られた復号文それぞれについて予め決められた規則性が存在するか否か判断し、少なくとも一つの復号文に規則性が存在する場合には、それら規則性が存在する復号文のひとつを前記平文と同一と認定する判断手段とを備えることを特徴とする暗号通信システム。
IPC (3件):
H04L 9/08 ,  G09C 1/00 660 ,  H04L 9/14
FI (4件):
H04L 9/00 601 Z ,  G09C 1/00 660 F ,  H04L 9/00 601 E ,  H04L 9/00 641
引用特許:
出願人引用 (7件)
  • 特開平3-082238
  • 暗号通信のための端末装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-039983   出願人:三田工業株式会社
  • 通信装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-215699   出願人:三田工業株式会社
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審査官引用 (7件)
  • 特開平3-082238
  • 暗号通信のための端末装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-039983   出願人:三田工業株式会社
  • 通信装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-215699   出願人:三田工業株式会社
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