特許
J-GLOBAL ID:200903076806336221

低融点合金射出成形方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石戸 久子 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-066329
公開番号(公開出願番号):特開2002-263814
出願日: 2001年03月09日
公開日(公表日): 2002年09月17日
要約:
【要約】【課題】 シリンダ内の材料滞留量を上下限値の範囲内に自動的に保ち、良好な射出成形を行うことを可能にさせる低融点合金射出成形方法を提供する。【解決手段】 この発明の低融点合金射出成形方法は、低融点合金の射出成形工程において、シリンダ12の中における材料滞留量Qの過不足をなくすために、シリンダ12における材料滞留量Qの上限値Qmaxおよび制御下限値CQminを設定し、上限値に到達するまではショット重量Qoutよりも多い材料をシリンダに継続して供給し、下限値に達するまではショット重量よりも少ない材料をシリンダに供給することによって、シリンダ内の材料滞留量を上下限値の範囲内に自動的に維持する。したがって、成形機の計量不安定によるダウンタイムを減少させ、条件調整のための人員を不要とし、コスト削減を図ることができる。
請求項(抜粋):
成形材料である低融点の合金をスクリュ式の低融点合金射出成形機のシリンダ内で溶融させ、スクリュにより成形金型内に射出して成形するとともに、ショットに対応して材料供給装置から適切な量の材料を供給し、シリンダ内の材料滞留量を適切に維持するように制御する低融点合金射出成形方法において、単位増加量(ΔQ+)および単位減少量(ΔQ-)、材料滞留量の上限値(Qmax)および制御下限値(CQmin)を設定し、各ショット重量(Qout)に対して単位増加量(ΔQ+)だけ多い材料(Qin=Qout+ΔQ+)を供給して射出工程を実行し、単位増加量(ΔQ+)の累積によってシリンダ内の材料滞留量(Q)が上限値(Qmax)に到達したときは、材料供給量(Qin)をショット重量(Qout)よりも単位減少量(ΔQ-)だけ少ない材料(Qin=Qout-ΔQ-)の供給に変更し、変更後、さらに射出工程を実行し、単位減少量(ΔQ-)の累積によってシリンダ内の材料滞留量(Q)が制御下限値(CQmin)に到達したときは、材料供給量(Qin)をショット重量(Qout)よりも単位増加量(ΔQ+)だけ多い材料の供給に戻してシリンダ内の材料滞留量(Q)を増加させることを自動的に繰り返し、シリンダ内の材料滞留量(Q)を最適に保つことを特徴とする低融点合金射出成形方法。
IPC (2件):
B22D 17/00 ,  B22D 17/32
FI (3件):
B22D 17/00 Z ,  B22D 17/32 Z ,  B22D 17/32 J
引用特許:
審査官引用 (6件)
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