特許
J-GLOBAL ID:200903076876622620

核スピントモグラフ装置のマグネット装置のシム調整方法及び方法を実施する装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-079234
公開番号(公開出願番号):特開平8-275929
出願日: 1996年04月01日
公開日(公表日): 1996年10月22日
要約:
【要約】【課題】 改善されたシム調整が可能であるようにすること。【解決手段】 先ず、各シムチャンネルに対して磁場に作用する装置特有のマトリックスAが決められる。続いて、種々異なるエコー時間で得られた、三次元局所分解された各核磁気共鳴ローデータセット間の位相差Δφを求めることによって、各パイクセルでの磁場偏差を示す位相差マトリックスPDが形成される。この位相差マトリックスPDにおいて、順次連続する各パイクセル間の位相差Δφx ́,Δφy ́,Δφz ́が複数空間方向x,y,zで求められ、それにより、位相誤差データセットbx,by,bzが求められる。最後に、予め決められたマトリックスAと、この位相誤差データセットに基づいて、各個別シムチャンネル用の電流I1〜 I6が決められる。【効果】 磁場不均一度が極めて大きな場合でも作動する、改善されたシム調整が可能。
請求項(抜粋):
少なくとも一つのシムチャネルを備えた核スピントモグラフ装置のマグネット装置のシム調整方法において、a) 各シムチャネル(SH1〜SH6)に対して、単位電流が、ステップe)による位相誤差データセット(bx,by,bz)の各パイクセルに及ぼす作用を示すマトリックスAを決めるステップ、b) 三次元マトリックスの位相が磁場の不均一度に対して種々異なった感度を有している二つの当該三次元マトリックス(RD1,RD2)の形式で、二つの、局所分解三次元核磁気共鳴ローデータセットを決めるステップ、c) 三次元フーリエ変換を行うステップ、d) フーリエ変換された核磁気共鳴ローデータセットの相応の各パイクセル間の位相差を求め、三次元位相差マトリックス(PD)を求めるステップ、e) 少なくとも一つの空間方向(x,y,z)での前記位相差マトリックス(PD)の順次連続する各パイクセル間の位相差を求め、空間方向毎に前記位相誤差データセット(bx,by,bz)を形成するステップ、f) 測定された前記位相誤差データセット(bx,by,bz)及び所定のマトリックスAに基づいて各シムチャネル用の電流iSを決めるステップ、g) 個別シムチャネルに前記電流iSを用いるステップとを有する核スピントモグラフ装置のマグネット装置のシム調整方法。
IPC (2件):
A61B 5/055 ,  G01R 33/3875
FI (2件):
A61B 5/05 332 ,  G01N 24/06 520 K
引用特許:
出願人引用 (2件)

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