特許
J-GLOBAL ID:200903077063249147

自動車におけるヒールストッパの衝撃吸収構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-115140
公開番号(公開出願番号):特開2003-312540
出願日: 2002年04月17日
公開日(公表日): 2003年11月06日
要約:
【要約】【課題】 ダッシュパネル下部に前席乗員の踵が係合可能なヒールストッパ部材を配設した自動車において,衝突時の足首の捩り防止と衝撃緩和を図る。【解決手段】 ヒールストッパ部材Hは,外面に踵受け面1sを有すると共に内面がダッシュパネルDに空隙Sを存して対面する受け板1と,この受け板1の前端部に一体に連設されてダッシュパネルDに結合される前部支持板2と,同受け板1の後端部に一体に連設されてダッシュパネルD又はフロアパネルFの少なくとも一方に結合される後部支持板3とより構成され,受け板1に加わる所定値以上の押込荷重により後部支持板3が座屈するように該受け板1及び前部支持板2よりも該後部支持板3が脆弱に形成される一方,受け板1に加わる所定値以上の押込荷重により前部支持板2が前倒れして該受け板1を前方に沈ませるように該前部支持板2及び受け板1の曲げ剛性が設定される。
請求項(抜粋):
車体のダッシュパネル(D)下部に,そのパネル面よりも後方に張出し前席乗員の踵(K)が係合可能なヒールストッパ部材(H)を配設した自動車において,ヒールストッパ部材(H)は,外面に踵受け面(1s)を有すると共に内面がダッシュパネル(D)に空隙(S)を存して対面する受け板(1)と,この受け板(1)の前端部に一体に連設されて先端部(2a)がダッシュパネル(D)に結合される前部支持板(2)と,同受け板(1)の後端部に一体に連設されて先端部(3a)がダッシュパネル(D)又はフロアパネル(F)の少なくとも一方に結合される後部支持板(3)とより構成され,受け板(1)に加わる所定値以上の押込荷重により後部支持板(3)が座屈するように該受け板(1)及び前部支持板(2)よりも該後部支持板(3)が脆弱に形成される一方,受け板(1)に加わる所定値以上の押込荷重により前部支持板(2)が前倒れして該受け板(1)を前方に沈ませるように該前部支持板(2)及び受け板(1)の曲げ剛性が設定され,自動車の衝突で踵(K)と受け板(1)との相互間に所定値以上の圧迫荷重が作用したときに,踵(K)が受ける衝撃は,後部支持板(3)の前記座屈により一次的に吸収され,更に前部支持板(2)の前記前倒れにより二次的に吸収されることを特徴とする,自動車におけるヒールストッパの衝撃吸収構造。
IPC (3件):
B62D 25/08 ,  B60R 21/02 ,  B62D 25/20
FI (3件):
B62D 25/08 F ,  B60R 21/02 M ,  B62D 25/20 D
Fターム (4件):
3D003AA05 ,  3D003BB02 ,  3D003CA05 ,  3D003CA14
引用特許:
審査官引用 (2件)

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