特許
J-GLOBAL ID:200903077079779510

可変レート音声符号化方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-348279
公開番号(公開出願番号):特開平9-172413
出願日: 1995年12月19日
公開日(公表日): 1997年06月30日
要約:
【要約】【課題】伝搬路状態の変化に対応して伝送レートを変化させる適応変調方式による通信システムに適用でき、かつ、通話品質が伝送レートの変化に起因する影響を受けにくくした可変レート音声符号化方式を提供する。【解決手段】送信側では音声信号を符号化した符号化情報を、伝送レートに対応させて時間的変動の大から小にわたってN段階にクラス分けし、伝送レートが最高速のとき全クラスの符号化情報を伝送し、伝送レートが低くなるに伴って時間的変動の小さいクラスの情報を破棄して伝送する。受信側では破棄された情報をその前後のフレームまたは直前フレームの情報で補間した後、復号再生するようにした。
請求項(抜粋):
受信信号を監視して伝搬路の状態をフレーム単位に検出し伝搬路の状態が良好なとき高速の伝送レートを指定し伝搬路の状態が悪くなるに伴って伝送レートをN段階に低速にする伝送レート制御信号を出力する伝搬路状態推定手段と、該伝送レート制御信号によって伝送レートをN段階に変化させる適応変調手段と適応復調手段とが設けられた適応変調方式の通信システムに適用するための可変レート音声符号化方式であって、送信側は、入力音声信号をフレーム毎に音声符号化処理して符号化音声情報を抽出したのち前記伝送レート制御信号に対応させて該符号化音声情報を時間的変動の大きい情報から変動の小さい情報にわたってN段階にクラス分けし、該伝送レート制御信号が最高レートを示しているフレームに対しては全クラスの符号化音声情報を該伝送レート制御信号が指示するレートで前記適応変調手段側に出力し、該伝送レート制御信号が示すレートが低くなるに伴ってその程度に応じて時間的変動のより小さいクラスから符号化音声情報を破棄し、残された時間的変動の大きいクラスの符号化音声情報のみを、該伝送レート制御信号が指示するレートで前記適応変調手段側に出力する可変レート音声符号化手段を備え、受信側は、前記適応復調手段から符号化音声情報を受け取り、前記伝送レート制御信号に基づき、高レート伝送のフレームにおいては全クラスの符号化音声情報を再生し、低レート伝送のフレームにおいては伝送されてこなかった時間的変動の小さいクラスの符号化音声情報を当該フレームの前後のフレームの伝送された情報により補間した後、または、直前レームの伝送されたフレームの情報をそのまま用いて再生した後、伝送されてきた符号化音声情報および該再生された符号化音声情報を音声復号処理することにより再生音声信号を生成する可変レート音声復号手段を備えたことを特徴とする可変レート音声符号化方式。
IPC (5件):
H04B 14/04 ,  G10L 9/14 ,  G10L 9/18 ,  H04L 1/00 ,  H04L 27/00
FI (6件):
H04B 14/04 Z ,  G10L 9/14 J ,  G10L 9/14 K ,  G10L 9/18 B ,  H04L 1/00 E ,  H04L 27/00 Z
引用特許:
審査官引用 (1件)

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