特許
J-GLOBAL ID:200903077137725108

マトリックスメタロプロテアーゼのホスフィン酸塩ベース阻害薬

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-506736
公開番号(公開出願番号):特表平11-514673
出願日: 1997年06月30日
公開日(公表日): 1999年12月14日
要約:
【要約】関節炎、ガン、複数の細胞毒性抗ガン剤による相乗作用、組織潰瘍、黄斑変性、再狭窄、歯周病、表皮水疱症、および強膜炎からなる群から選ばれる疾患を、標準的な非ステロイド性抗炎症薬および鎮痛薬と組み合わせて治療するのに;ならびにマトリックスメタロプロテイナーゼ活性を特徴とする他の疾患、エイズ、敗血症、敗血症性ショック、および腫瘍壊死因子(TNF)の産生を伴う他の疾患からなる群から選ばれる疾患を治療するのに有用な式(I)(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、およびArは前記にて定義したとおりである)の化合物。本発明の化合物はさらに、ガンの治療に対し、標準的な非ステロイド性の抗炎症薬(NSAID)および鎮痛薬との併用療法にて、また細胞毒性薬物(例えばアドリアマイシン、ダウノマイシン、シスプラチン、エトポシド、タキソール、タキソテール、およびビンクリスチン等の他のアルカロイド)と組み合わせて使用することができる。
請求項(抜粋):
式[式中、 Arは、フェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、チエニル、フリル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、またはイミダゾリルであり; R1とR16は、互いに独立的に水素、(C1〜C6)アルキル、(トリフルオロメチル)2(C1〜C6)アルキル、ペルフルオロ(C1〜C6)アルキル、ペルフルオロ(C1〜C6)アルキル(C1〜C6)アルキル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、(C3〜C7)シクロアルキル(C1〜C6)アルキル、(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルキル、(C6〜C10)アリールオキシ(C1〜C6)アルキル、または(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルコキシ(C1〜C6)アルキルであり; R2は、必要に応じてヒドロキシ、アミノ、ハロ、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、(トリフルオロメチル)2(C1〜C6)アルキル、ペルフルオロ(C1〜C6)アルキル、ペルフルオロ(C1〜C6)アルキル(C1〜C6)アルキル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、カルボキシ、もしくはカルボキサモイルで置換されていてもよい(C1〜C6)アルキルまたは(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルキルであり; R3は、(C1〜C6)アルキルまたは(C6〜C10)アリールであり; R4は、水素、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、(C3〜C7)シクロアルキル(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルキルスルホニル、(C6〜C10)アリール、(C6〜C10)アリールオキシ、(C6〜C10)アリールスルホニル、(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルキル、(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルコキシ、(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルキルスルホニル、N-フタルイミド、(C6〜C10)アリールNHCO、(C6〜C10)アリールNHSO2、R7OOC、R7R8NCO、R7R8NSO2〔式中、R7とR8は、互いに独立的に水素、(C1〜C6)アルキル、又は(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルキルである〕、(C1〜C6)アルキルCR9R10、(C6〜C10)アリールCR9R10、または(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルキルCR9R10〔式中、R9とR10は、互いに独立的にフルオロ、(C1〜C6)アルキル、または(C1〜C6)アルコキシであるか、あるいはR9とR10が、それらが結合している炭素と一緒になって式(式中、 aは0、1、または2であり; bは0または1であり; cは1、2、または3であり; dは0または1であり;そして eは0、1、または2である)で示される基を形成してもよい〕であり; R5とR6は、互いに独立的に水素、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、ハロ、(トリフルオロメチル)2(C1〜C6)アルキル、ペルフルオロ(C1〜C6)アルキル、ペルフルオロ(C1〜C6)アルキル(C1〜C6)アルキル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、(C1〜C6)アルキルチオ、(C1〜C6)アルキルスルフィニル、または(C1〜C6)アルキルスルホニルであり; R1とR16は、それらが結合している炭素と一緒になって、必要に応じて(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルキル、(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルキル、または(C6〜C10)アリールオキシで置換されていてもよい(C3〜C7)シクロアルキル基を形成してもよく; R5とR6は、隣接した炭素位置に結合している場合は、一緒になって式〔式中、 破線は任意の二重結合を表わしており; hは1または2であり; fとgは、互いに独立的に0、1、または2であり; YとZは、互いに独立的にCH2、O、CO、SO2、CH2CH2、CH2O、CH2S、CH2NH、CH2CO、CH2SO2、NHCO、またはNHSO2であり;そして R11は、水素、ハロ、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、(トリフルオロメチル)2(C1〜C6)アルキル、ペルフルオロ(C1〜C6)アルキル、ペルフルオロ(C1〜C6)アルキル(C1〜C6)アルキル、ジフルオロメトキシ、またはトリフルオロメトキシである〕で示される基を形成してもよく; 但し、 aまたはeが0であるとき、b、c、およびdは1でなければならず; bとdが1であるとき、a、c、およびeの総和が5、6、または7であってはならず; bとdが0であるとき、a、c、およびeの総和が7であってはならず; リン原子に結合しているメチレン炭素が、Ar環の炭素原子に結合していなければならず;そして R5とR6がAr環の炭素原子に結合していなければならない]で示される化合物、または前記化合物の医薬用として許容しうる塩。
IPC (11件):
C07F 9/36 ,  A61K 31/00 601 ,  A61K 31/00 609 ,  A61K 31/00 617 ,  A61K 31/00 626 ,  A61K 31/00 629 ,  A61K 31/00 631 ,  A61K 31/00 ,  A61K 31/00 635 ,  A61K 31/00 643 ,  A61K 31/66
FI (11件):
C07F 9/36 ,  A61K 31/00 601 B ,  A61K 31/00 609 ,  A61K 31/00 617 ,  A61K 31/00 626 ,  A61K 31/00 629 ,  A61K 31/00 631 B ,  A61K 31/00 631 M ,  A61K 31/00 635 ,  A61K 31/00 643 B ,  A61K 31/66
引用特許:
出願人引用 (4件)
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