特許
J-GLOBAL ID:200903077320773200

動力出力装置およびその制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 下出 隆史 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-100934
公開番号(公開出願番号):特開平10-283039
出願日: 1997年04月02日
公開日(公表日): 1998年10月23日
要約:
【要約】【課題】 充放電可能な蓄電手段を備え、原動機から出力される動力を所望の動力にトルク変換して駆動軸に出力する動力出力装置において、過剰な電力による蓄電手段の充放電を回避する。【解決手段】 エンジン50から出力される動力は、クランクシャフト56と駆動軸22と接続されたクラッチモータ30とアシストモータ40とにより所望の動力にトルク変換されて駆動軸22に出力される。このときに両モータ30,40により回生または消費される電力の過不足は、バッテリ94の充放電によって賄われる。電力の過不足がバッテリ94を充放電する許容範囲を超えているときには、許容範囲内となるようアシストモータ40のトルク指令値を再設定する。この結果、エンジン50の運転には影響を与えずに、バッテリ94を充放電する電力を許容範囲内にすることができる。
請求項(抜粋):
駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、出力軸を有する原動機と、前記出力軸に結合される第1の回転軸と前記駆動軸に結合される第2の回転軸とを有し、前記第1の回転軸に入出力される動力と前記第2の回転軸に入出力される動力とのエネルギ偏差を対応する電気エネルギの入出力により調整するエネルギ調整手段と、前記出力軸または前記駆動軸と動力のやり取りをする電動機と、前記エネルギ調整手段による前記エネルギ偏差の調整に必要な電気エネルギとして調整電気エネルギによる充放電と、前記電動機による動力のやり取りに必要な電気エネルギとしての電動機電気エネルギによる充放電とが可能な蓄電手段と、前記駆動軸に出力する目標動力を設定する目標動力設定手段と、該設定された目標動力に基づいて前記原動機の目標運転状態を設定する目標運転状態設定手段と、該設定された目標運転状態で前記原動機が運転されると共に、該原動機から出力される動力の少なくとも一部がエネルギ変換されて前記目標動力が前記駆動軸に出力されるよう該原動機と前記エネルギ調整手段と前記電動機とを制御する駆動制御手段と、前記調整電気エネルギと前記電動機電気エネルギとを演算すると共に、該演算された両電気エネルギに基づいて前記蓄電手段を充放電する充放電エネルギを演算する充放電エネルギ演算手段と、該演算された充放電エネルギが所定範囲外となるとき、該充放電エネルギが該所定範囲内となるよう前記調整電気エネルギと前記電動機電気エネルギの少なくとも一方の電気エネルギを制限する電気エネルギ制限手段と、該電気エネルギ制限手段による制限がなされたとき、前記駆動制御手段による制御に代えて、前記目標運転状態で前記原動機が運転されると共に、前記制限された電気エネルギの範囲内で該原動機から出力される動力の少なくとも一部がエネルギ変換されて前記駆動軸に出力されるよう該原動機と前記エネルギ調整手段と前記電動機とを制御する制限時制御手段とを備える動力出力装置。
IPC (7件):
G05D 17/00 ,  B60L 11/12 ,  F02D 29/02 ,  H02K 7/11 ,  H02K 7/18 ,  H02P 7/747 ,  H02P 9/04
FI (7件):
G05D 17/00 ,  B60L 11/12 ,  F02D 29/02 D ,  H02K 7/11 ,  H02K 7/18 B ,  H02P 7/747 ,  H02P 9/04 M
引用特許:
審査官引用 (1件)

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