特許
J-GLOBAL ID:200903077515890961

車両用差動歯車装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 渡辺 昇 ,  原田 三十義
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-011404
公開番号(公開出願番号):特開2009-174577
出願日: 2008年01月22日
公開日(公表日): 2009年08月06日
要約:
【課題】 一対の太陽歯車の差動回転を制限する差動制限力が大きい車両用差動歯車装置を提供する。【解決手段】回転軸線Lを中心として回転駆動されるハウジング2の内部に、捩れ歯を有する一対の太陽歯車3,4及び少なくとも一対の遊星歯車5,6が設けられ、遊星歯車5,6が太陽歯車3,4とそれぞれ噛み合うとともに、互いに噛み合う車両用差動歯車装置において、太陽歯車3,4を外側部分3A,4A及び内側部分3B,4Bとにそれぞれ少なくとも二分する。外側部分3A,4Aの内周面には、捩れ歯を有するスプライン孔3c,4cをそれぞれ形成する。内側部分3B,4Bの外周面には、スプライン孔3c,4cにそれぞれ嵌合するスプライン部3d,4dを形成する。スプライン孔3,4cとスプライン部3d,4dとの各噛み合い歯面間に発生するスラスト力の作用方向を、太陽歯車3,4と遊星歯車5,6との各噛み合い歯面間に発生するスラスト力の作用方向と同一方向にする。【選択図】図1
請求項(抜粋):
回転軸線を中心として回転駆動されるハウジングと、このハウジング内に軸線を上記回転軸線と一致させて回転可能に設けられ、外周面に外歯車部が形成された一対の太陽歯車と、上記ハウジングに自転可能に設けられ、上記一対の太陽歯車の各外歯車部とそれぞれ噛み合うとともに、互いに噛み合う一対の遊星歯車とを備え、上記ハウジングの内部には当接面が形成され、上記外歯車部と上記遊星歯車との噛み合い歯面間に発生するスラスト力によって上記一対の太陽歯車が上記回転軸線方向に押圧され、それによって上記一対の太陽歯車の各端面が上記当接面に押圧接触させられる車両用差動歯車装置において、 上記太陽歯車が、上記外歯車部を有する第1部分と、この第1部分に対して別体に形成された第2部分とを有し、上記第1部分と上記第2部分との間に、それらの間で動力伝達を行う際に上記回転軸線と平行な方向のスラスト力を上記第1部分及び上記第2部分に発生させるスラスト力発生機構を設け、同スラスト発生機構で上記第1部分に発生するスラスト力の作用方向が上記外歯車部と上記遊星歯車との噛み合いによって上記第1部分に発生するスラスト力の作用方向と同一方向に設定されていることを特徴とする車両用差動歯車装置。
IPC (1件):
F16H 48/28
FI (1件):
F16H48/28
Fターム (7件):
3J027FA34 ,  3J027HB03 ,  3J027HB04 ,  3J027HC03 ,  3J027HC10 ,  3J027HE01 ,  3J027HF09
引用特許:
出願人引用 (2件)

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