特許
J-GLOBAL ID:200903077724449334

近交系マウスC57BL/6由来生殖系列細胞分化能を有するES細胞株及び該細胞株を用いたキメラマウス

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-310328
公開番号(公開出願番号):特開2004-141073
出願日: 2002年10月24日
公開日(公表日): 2004年05月20日
要約:
【課題】汎用近交系マウスC57BL/6由来の生殖系列細胞分化能を有するES細胞株、該細胞株を用いたキメラマウス、その樹立及び作製方法を提供すること。【解決手段】近交系マウスC57BL/6の雌のマウスから、受精後胚盤胞形成前の胚を採取し、イン ビトロ、ES細胞用培地中で培養し、該培養胚のうち胚盤胞まで発生が進んだ胚を分離し、該胚をフィーダー細胞培地中に播種して培養し、該培養胚からES様形態で生育しているものの細胞塊を採取し、該細胞塊をトリプシンを含有するES細胞用培地を用いて分散処理し、該細胞をフィーダー細胞培地及びES細胞用培地を用いて継代培養して、生殖系列細胞分化能を有する汎用近交系マウスC57BL/6由来のES細胞株を樹立する。該ES細胞を用いてキメラマウスを作製することにより、生殖系列遺伝をする近交系マウスC57BL/6のキメラマウスを得ることができる。
請求項(抜粋):
(a)近交系マウスC57BL/6の雌雄を交配する工程、(b)該雌のマウスから受精後胚盤胞形成前の胚を採取し、イン ビトロ、ES細胞用培地中で培養する工程、(c)該培養胚のうち胚盤胞まで発生が進んだ胚を分離し、フィーダー細胞培地中に播種して培養する工程、(d)該培養胚からES様形態で生育しているものの細胞塊を採取し、該細胞塊をトリプシンを含有するES細胞用培地を用いて分散した後、フィーダー細胞培地中に播種して培養する工程、(e)該(d)の工程を繰り返した後、周りに分化した細胞が認められないコロニーを選択する工程、及び(f)該コロニーをES細胞用培地を用いて継代培養し増殖した後、保存する工程、からなることを特徴とする近交系マウスC57BL/6由来生殖系列細胞分化能を有するES細胞株の樹立方法。
IPC (3件):
C12N5/06 ,  A01K67/027 ,  C12N5/10
FI (4件):
C12N5/00 E ,  A01K67/027 ,  C12N5/00 B ,  C12N15/00 A
Fターム (20件):
4B024AA01 ,  4B024AA11 ,  4B024CA04 ,  4B024DA02 ,  4B024EA02 ,  4B024EA04 ,  4B024GA11 ,  4B024GA18 ,  4B024HA08 ,  4B024HA14 ,  4B065AA91X ,  4B065AB01 ,  4B065AC20 ,  4B065BA01 ,  4B065BA24 ,  4B065BB21 ,  4B065BB40 ,  4B065BD09 ,  4B065CA44 ,  4B065CA46
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • マウス胚性幹細胞
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-242763   出願人:科学技術庁長官官房会計課長
引用文献:
審査官引用 (3件)
  • Cytotechnology, 1996, Vol.19, pp.161-165
  • Biotechniques, 2000, Vol.29, pp.1024,1026-1028,1030,1032
  • Experimental Cell Research, 1991, Vol.197, pp.254-258

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