特許
J-GLOBAL ID:200903077832304733

磁力計測定値の誤差補正方法及びそのための装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 曾我 道照 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-328986
公開番号(公開出願番号):特開平8-285634
出願日: 1995年12月18日
公開日(公表日): 1996年11月01日
要約:
【要約】【課題】 輸送機関(3)に取り付けられた磁力計(2)の測定値の誤差を補正する方法及び装置を提供する。【解決手段】 理論補正モデルはa・Hm’+Hp=[M]・Hで定義され、ここで、[A]、a及びHは求めるべき要素、Hmは測定磁界、Hm’はHmの時間導関数、Hは実効磁界、[M]は変換行列式である。ベクトル誤差はE=[M]・H-{[A]・Hm+a・Hm’+Hp}で定義される。このように定義された誤差の自乗が求められ、得られた全ての測定値の誤差の自乗の和を最小にするモデルの係数が同定される。
請求項(抜粋):
磁気摂動と、磁力計(2)搭載の輸送機関(3)に結合された輸送機関基準座標(R1)に関する前記磁力計(2)の位置不整合とによる、前記磁力計(2)の測定値の誤差を補正する方法であって、- 前記磁力計の誤差を補正する理論モデルが、次の形で画定され、Hc=[A]・Hm+a・Hm’+Hp、ここで、・Hcは、補正された磁界、・[A]は、求めるべき行列、・aは、求めるべき係数又は行列、・Hpは、求めるべき摂動磁界、・Hmは、前記輸送機関基準座標(R1)において前記磁力計(2)により測定された磁界の値、・Hm’は、前記輸送機関の角位置の関数として変化する前記測定された磁界Hmの時間導関数であり、- 前記補正された磁界Hcは、前記輸送機関基準座標において画定される地磁界であると見なされ、従って、[A]・Hm+a・Hm’+Hp=[M]・Hであり、ここで、・Hは、地磁気基準座標(R2)における磁界の実効値であり、・[M]は、前記地磁気基準座標(R2)から前記輸送機関基準座標(R1)への座標行列の変化であり、- 前記磁力計(2)によって前記磁界の少なくとも1つの測定値Hmを得て、- 前記測定された磁界Hmの導関数Hm’を計算し、- 前記座標行列[M]の変化の係数を求め、- 成分Ex、Ey、Ezを有する誤差ベクトルEを次式により画定し、E=[M]・H-([A]・Hm+a・Hm’+Hp)- 合成誤差E2 =Ex2 +Ey2 +Ez2 を画定し、- (δΣE2 )/δci=0、i=1〜n、のタイプのn個の等式により連立方程式をたて、ここで、(δΣE2 )/δciは、全ての測定値についての係数ciに関する前記合成誤差の合計ΣE2 の部分導関数に相当し、多数の係数は、前記理論モデルで決定される係数、即ち、[A]、a及びHpの係数並びに実効磁界Hの少なくとも1つの成分を表しており、- 実効磁界Hの前記成分を含め、前記係数ciが得られるように前記連立方程式を解き、- 前記係数から得られた補正モデルを用いて、磁気摂動と前記磁力計(2)の測定値の位置不整合とによる誤差を補正する、磁力計測定値の誤差補正方法。
IPC (2件):
G01C 25/00 ,  G01C 17/38
FI (2件):
G01C 25/00 ,  G01C 17/38
引用特許:
審査官引用 (3件)

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