特許
J-GLOBAL ID:200903077854173020
ツインクラッチ式自動変速機
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-210645
公開番号(公開出願番号):特開平11-051126
出願日: 1997年08月05日
公開日(公表日): 1999年02月23日
要約:
【要約】【課題】 ツインクラッチ式自動変速機において例えばD(N)レンジから後進段を選択した場合等に移動する同期装置を少なくして制御性を向上することを目的とする。【解決手段】 Pレンジ、Nレンジが選択されている時、および、Dレンジ、2レンジ、Lレンジの第1速度段では、前記第1同期装置D1の第1スリーブS1を第1速クラッチギヤG1 側に位置せしめ、前記第2同期装置D2の第1スリーブS1を中間位置に位置せしめ、前記第3同期装置D3の第3スリーブS3を非係合位置に位置せしめ、上記レンジおよび速度段から後進段が選択されたときの、同期装置の移動は第3スリーブの後進クラッチギヤGR 側への移動のみにする。
請求項(抜粋):
トルクコンバータを介してエンジンに連結されている変速機入力軸と、第1クラッチを介して変速機入力軸と選択的に係合される第1クラッチ出力軸と、第1クラッチ出力軸に同軸的に配設され、第2クラッチを介して変速機入力軸と選択的に係合される第2クラッチ出力軸と、第1クラッチ出力軸および第2クラッチ出力軸に平行に配置された副軸と、第1クラッチ出力軸および第2クラッチ出力軸に平行に配置された変速機出力軸と、前記第1クラッチ出力軸上に固定的に取り付けられた第1速度段ドライブギヤと第3速度段ドライブギヤと、前記第2クラッチ出力軸上に固定的に取り付けられた第2速度段ドライブギヤと第4速度段ドライブギヤと副軸回転用の副軸ドライブギヤと、前記変速機出力軸上に回転自在に配設され、第1速度段ドライブギヤに噛合していて第1速度段が選択されたときに第1同期装置により変速機出力軸と係合せしめられる第1速度段ドリブンギヤと、第3速度段ドライブギヤに噛合していて第3速度段が選択されたときに第1同期装置により変速機出力軸と係合せしめられる第3速度段ドリブンギヤ、前記変速機出力軸上に回転自在に配設され、第2速度段のドライブギヤに噛合していて第2速度段が選択されたときに第2同期装置により変速機出力軸と係合せしめられる第2速度段ドリブンギヤと、第4速度段ドライブギヤに噛合していて第4速度段が選択されたときに第2同期装置により変速機出力軸と係合せしめられる第3速度段ドリブンギヤと、前記副軸上に固定的に取り付けられ前記副軸ドライブギヤに噛合する副軸ドリブンギヤと、前記副軸上に回転自在に取り付けられ第1速度段ドリブンギヤに直接または間接に噛合していて後進段が選択されたときに第3同期装置により副軸に係合せしめられる後進段ドライブギヤと、運転者により選択される停止待機用のPレンジ、後進段のRレンジ、中立のNレンジと、前進用に第1速度段と第4速度段の間で自動変速するDレンジ、第1速度段と第2速度段の間で自動変速する2レンジ、第1速度段に固定するLレンジを有するシフトセレクタとを具備し、第1クラッチをPレンジ、Nレンジ、および、第2速度段、第4速度段、後進段で解放し、第1速度段、第3速度段で係合し、第2クラッチをPレンジ、Nレンジ、および、第1速度段、第3速度段で解放し、第2速度段、第4速度段、後進段で係合するようにするとともに、Pレンジ、Nレンジが選択されている時、および、前進用の各レンジの第1速度段では、前記第1同期装置を第1ドリブンギヤを変速機出力軸に係合する位置に位置せしめ、前記第2同期装置を中間位置に位置せしめ、前記第3同期装置を非係合位置に位置せしめ、Pレンジ、Nレンジあるいは前進用の各レンジの第1速度段から後進段が選択されたときに同期装置の移動は第3同期装置の後進段ドライブギヤを副軸に係合せしめるための移動のみにしたことを特徴とするツインクラッチ式自動変速機。
引用特許:
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