特許
J-GLOBAL ID:200903077876111169
鉄-硫黄カップルを利用したエネルギー貯蔵および電力配給用電気化学的装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
志賀 正武 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-509759
公開番号(公開出願番号):特表平8-502387
出願日: 1993年10月13日
公開日(公表日): 1996年03月12日
要約:
【要約】エネルギー貯蔵と電力生成のための電気化学的方法は、単一セルまたはユニットセルの配列(10)を備え、各セルは各セルの中にそれをポジライトとアノライト溶液(22,24)のために+veと-ve室(22Cと24C)に分割する膜を備えた+ve電極(12)と-ve電極(14)を備え、その溶液は独立したポンプ(26,28)と貯蔵タンク(32,34)を通して再循環され室に戻される。鉄-硫黄カップルが使用され、全体の反応は:2Fe3++S2-=2Fe2++S(化学方程式8)であって、上記Fe3+イオンは塩化物、臭化物またはヨウ化物として供給され、上記硫化物はナトリウム、カリウム、リチウム、あるいはアンモニウム塩として供給される。+ve室は、可溶性のイオン化塩を含み、これはエネルギー貯蔵の間電荷担体として作用するものであり、好ましくは塩化ナトリウムまたはカリウムである。システムのpHを相殺するための手段が供給され、さらにシステムがより効率的に電気的に再充電可能とする第3室(23C)のための手段が設けられている。
請求項(抜粋):
(a)単一セルまたは反復セル構造の配列中における循環性電解質流動を保持すること、 ここで各セルは、+ve電極を含む室(+ve室)と、-ve電極を含む室(-ve室)を有しており、 上記室は、互いに陽イオン交換膜により分離されており、 +ve室内を循環する電解質は、電力配給の間Fe3+イオンを含み、エネルギー貯蔵の間Fe2+を含み、 -ve室内を循環する電解質は、電力配給の間硫化物イオンを含み、エネルギー貯蔵の間ポリ硫化物イオンを含み、 +ve室内を循環する電解質は、エネルギー貯蔵の間、付加的に可溶性のイオン化塩を含み、これはナトリウム、カリウム、リチウム、あるいはアンモニウム塩であって、エネルギー貯蔵の間電荷担体として作用するものであり、および(b)+veと-ve電極の極性を逆にし、逆方向の化学反応を進めるために十分な電圧を供給することにより、上記+ve室と-ve室内の電解質を、少なくとも部分的に電気的に再生させること の工程を備えたエネルギー貯蔵および電力配給のための電気化学的方法。
IPC (2件):
引用特許:
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