特許
J-GLOBAL ID:200903077967014395

2相鋼

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 青木 篤 ,  石田 敬 ,  古賀 哲次 ,  西山 雅也
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-525691
公開番号(公開出願番号):特表2005-501969
出願日: 2002年09月02日
公開日(公表日): 2005年01月20日
要約:
本発明はステンレス鋼に関し、更に詳しくは、耐食性が優れ組織安定性および熱間加工性が良好な、フェライト・オーステナイトマトリクスを持つ2相ステンレス鋼に関し、特に、フェライト量が40〜65%であり、成分バランスを取って耐食性を高めたことにより、従来可能と考えられていたよりも塩化物含有環境への適応性を高めた2相ステンレス鋼に関する。PRE=%Cr+3.3%Mo+16N、PREW=%Cr+3.3(%Mo+0.5%W)+16N(「%」は「質量%」の意)で定義される合計PRE値または合計PREW値が44より大であり、オーステナイト相およびフェライト相の両方についてPRE値が少なくとも46〜50であり、オーステナイト相のPRE(W)値とフェライト相のPRE(W)値との比が0.90〜1.15である。これを満たすために本発明の2相ステンレス鋼は、質量%で、C:0.03以下、Si:0.5%以下、Cr:24.0〜30.0%、Ni:4.9〜10.0%、Mo:3.0〜5.0%、N:0.28〜0.5%、Mn:0〜3.0%、B:0〜0.0030%、S:0.010%、Al:0〜0.03%、Ca:0〜0.010%、W:0〜3.0%、Cu:0〜2.0%、Co:0〜3.5%、Ru:0〜0.3%、残部Feおよび不可避不純物である。
請求項(抜粋):
質量%で、 C :0.03%以下 Si:0.5%以下 Mn:0〜3.0% Cr:24.0〜30.0% Ni:4.9〜10.0% Mo:3.0〜5.0% N :0.28〜0.5% B :0〜0.0030% S :0.010%以下 Co:0〜3.5% W :0〜3.0% Cu:0〜2.0% Ru:0〜0.3% Al:0〜0.03% Ca:0〜0.010% 残部:Feおよび通常の不純物および添加物から成る組成を有し、フェライト量が40〜65vol%であることを特徴とするフェライト・オーステナイト2相ステンレス鋼。
IPC (2件):
C22C38/00 ,  C22C38/58
FI (2件):
C22C38/00 302H ,  C22C38/58
引用特許:
審査官引用 (5件)
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