特許
J-GLOBAL ID:200903078371644029

イオン伝導性高分子化合物を用いた電池

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-134011
公開番号(公開出願番号):特開平8-007924
出願日: 1994年06月16日
公開日(公表日): 1996年01月12日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、外部への液漏れの心配が全くなく、長期信頼性および安全性が高く、高性能、高エネルギー密度を有し、非常に高い作業性を有することを可能にする小型軽量電池を提供することを目的とする。【構成】 少なくとも1種のイオン性化合物が溶解状態で含有しているイオン伝導性高分子化合物を構成材料として有する複合正極と、上記イオン伝導性高分子化合物を構成材料として有する電解質と、アルカリ金属を主体とした負極を備えてなる電池において、上記イオン伝導性高分子化合物を特定の構造とすることにより、上記目的を達成できる。
請求項(抜粋):
少なくとも1種のイオン性化合物が溶解状態で含有しているイオン伝導性高分子化合物を構成材料として有する複合正極と、上記イオン伝導性高分子化合物を構成材料として有する電解質と、アルカリ金属を主体とした負極を備えてなる電池であって、上記イオン伝導性高分子化合物が、下記の?@、?A、?Bの少なくとも1種から構成されることを特徴とするイオン伝導性高分子化合物を用いた電池。?@:少なくとも下記の化1または/および下記の化2または/および下記の化3で表される有機化合物。【化1】(R1 、R2 、R3 は水素原子あるいは炭素数1以上の低級アルキル基、m、nは、m≧1、n≧0、n/m=0から5の範囲の数を示す。)【化2】(R4 、R5 、R6 は水素原子あるいは炭素数1以上の低級アルキル基、k、lは、k≧3、l≧0、l/k=0から5の範囲の数を示す。)【化3】(R7 、R8 は水素原子あるいは炭素数1以上の低級アルキル基、p1 、q1 、p2 、q2 、p3 、q3 は、それぞれp1 ≧3、p2 ≧3、p3 ≧3、q1 ≧0、q2 ≧0、q3 ≧0、q1 /p1 =0〜5の範囲の数、q2 /p2 =0〜5の範囲の数、q3 /p3 =0〜5の範囲の数であり、かつp1 +q1 ≧10、p2+q2 ≧10、p3 +q3 ≧10であることを示す。)?A:イオン性化合物であって、下記に示す式で表されるもの。【化4】 M+ -N(Y-Cn X2n+1)2 あるいは【化5】 M+ -CZ(Y' -Cn X2n+1)2(Mは、Li、Naなどのアルカリ金属元素、ここでZは【化6】Y''-Cn'X2n'+1 あるいは【化7】Y''-R、あるいは-R' であり、n、n' は1以上の整数、Y、Y'はそれぞれがSO2 基、またはCO基、Xは、FまたはCl、Rは炭素数1以上のアルキル基、フェニル基、R' は炭素数1以上のアルキル基、パーフルオロアルキル基、もしくはFまたはClを表す。)?B:?Aのイオン性化合物を溶解可能な有機化合物。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 電 池
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-031451   出願人:第一工業製薬株式会社
  • イオン伝導性高分子化合物及びその製造方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-132019   出願人:株式会社ユアサコーポレーション
  • 電 池
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-026269   出願人:第一工業製薬株式会社, 株式会社ユアサコーポレーション

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