特許
J-GLOBAL ID:200903078406598971

誘電率の測定方法及び誘電率測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 功力 妙子 ,  功力 栄治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-016855
公開番号(公開出願番号):特開2004-170432
出願日: 2004年01月26日
公開日(公表日): 2004年06月17日
要約:
【課題】人為的な作業を施すことなしに積雪の誘電率を正確に測定する方法及び装置に関する。【解決手段】電気的特性と形状の等しい送受信の測定用アンテナを有する測定系と、測定系の電気的特性と等しい電気的特性で、同軸切換器に接続したスルーの校正用伝送ケーブルとを備え、初期校正時に、測定系の初期の校正特性をネットワークアナライザ(以下、NAとす)により測定し、送受信アンテナ間透過係数値を求め、測定用アンテナの相対位置及び方向を一定にし、反射板を除いた状態で、アンテナ間結合係数を測定し、送受信アンテナ間透過係数値からベクトル的に減算して測定時校正値の初期値と、測定時に、NAで校正特性を測定して測定時の測定機器校正用の校正係数を求め、この値と初期値との積を求めて測定時の測定機器校正用の真の反射係数としてNAに転送し、測定データを追跡し、反射係数を求め、被測定物の誘電率を算出する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
被測定物に電波を照射し、その反射波から前記被測定物の誘電率を算出する反射法による誘電率の測定方法において、 電気的特性及び形状の等しい測定用送信アンテナと測定用受信アンテナとからなる測定用アンテナとこの測定用アンテナを同軸切換器に接続する同軸ケーブルとを有する測定系と、この測定系の電気的特性と等しい電気的特性を有し、前記同軸切換器に接続されたスルーの校正用伝送ケーブルとをそれぞれ備え、 前記被測定物を除去した初期校正時において、 (1)前記同軸切換器を前記測定用アンテナ側に切り換えて測定系における初期の校正特性をネットワークアナライザにより測定し、この初期の校正特性から測定系の初期の校正係数を求め、これを保存し、 (2)次いで、前記同軸切換器を前記校正用伝送ケーブル側に切り換えて、前記ネットワークアナライザにより校正特性を求め、この校正特性から校正系の初期の校正係数を求め、これを保存し、 (3)前記測定系の初期の校正係数から校正系の初期の校正係数を減算して、これを送受信アンテナ間透過係数値として保存し、 (4)前記測定用送信アンテナと前記測定用受信アンテナとの相対位置及び方向を一定にするとともに、前記反射板を除いた状態で、前記各(1)〜(3)の手順に従ってそれぞれアンテナ間結合係数を測定し、前記送信及び受信アンテナ間透過係数値からベクトル的に減算して、測定時校正値の初期値としてこれを保存し、 前記反射板上に前記被測定物を載置した状態の測定時において、 (4)前記同軸切換器を前記校正用伝送ケーブル側に切り換えて前記ネットワークアナライザにより校正特性を測定して、この校正特性から測定時における測定機器校正用の校正係数を求め、 (5)次いで、この測定機器校正用の校正係数と保存されている前記初期値との積を求め、これを測定時における測定機器校正用の真の反射係数としてネットワークアナライザに転送するとともに、測定データを追跡して、その反射係数を求め、 (6)この結果から前記被測定物の誘電率を算出すること を特徴とする誘電率の測定方法。
IPC (2件):
G01N22/00 ,  G01W1/14
FI (5件):
G01N22/00 E ,  G01N22/00 L ,  G01N22/00 S ,  G01N22/00 Y ,  G01W1/14 E
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開昭55-090845
  • マイクロ波物質量測定装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-058595   出願人:株式会社東芝
  • 濃度計
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-300197   出願人:株式会社トキメック
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引用文献:
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