特許
J-GLOBAL ID:200903078656001628

ブレーキシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神戸 典和 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-238951
公開番号(公開出願番号):特開平8-104217
出願日: 1994年10月03日
公開日(公表日): 1996年04月23日
要約:
【要約】【目的】ポンプを圧力源としてブレーキを作動させる形式のトラクション制御の実行中にブレーキ操作が行われた場合に、ブレーキ操作が迅速に検出されてトラクション制御が迅速に終了されるようにする。【構成】トラクション制御中、第1電磁弁30を閉状態とし続けるのではなく、開状態となる時期を設けることにより、トラクション制御中にブレーキペダル14が踏み込まれればマスタシリンダ10からのブレーキ液が前輪ブレーキシリンダ22に排出されるようにし、これにより、トラクション制御中におけるブレーキペダル14の踏込みストロークが増加し、ブレーキスイッチ260により迅速にブレーキ操作が検出され、コントローラ300によりトラクション制御が迅速に終了させられて第1電磁弁30が迅速に開状態に復元されるようにする。
請求項(抜粋):
運転者によるブレーキ操作部材の操作によって液圧を発生させるマスタシリンダと、そのマスタシリンダに主通路によって接続された駆動車輪のブレーキシリンダと、その主通路に設けられた常開の電磁開閉弁と、前記マスタシリンダに補助通路によって接続されたリザーバであって、ハウジングにリザーバピストンが実質的に気密かつ摺動可能に嵌合されることによってハウジング内にリザーバ液を収容するリザーバ室が形成され、そのリザーバ室の容積が通常値から増加するときにはリザーバピストンが通常位置から容積増加位置に、容積が通常値から減少するときには通常位置から容積減少位置に変位するものと、前記補助通路に設けられ、着座状態でマスタシリンダからリザーバへのブレーキ液の流入を阻止する弁子および弁座を有し、マスタシリンダに液圧が発生しない状態では、リザーバピストンが容積増加位置にあるときには弁子が弁座に着座し、容積減少位置にあるときには弁子が弁座から離間し、マスタシリンダに液圧が発生した状態では、弁子が弁座に着座する流入制御弁と、前記リザーバと、前記主通路のうち前記電磁開閉弁と前記ブレーキシリンダとの間の部分とを接続するポンプ通路に設けられ、リザーバからブレーキ液を汲み上げるポンプと、運転者によるブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段と、車両駆動時に前記ポンプを作動させつつ前記電磁開閉弁を含む電磁液圧制御装置を介して前記ブレーキシリンダの液圧を制御することによって駆動車輪が空転することを防止するトラクション制御を実行し、前記ブレーキ操作検出手段がブレーキ操作を検出することに応じてそのトラクション制御を終了するコントローラとを含むブレーキシステムにおいて、前記コントローラを、車両駆動時に前記ポンプを作動させつつ前記電磁液圧制御装置を前記電磁開閉弁が開状態となる時期を含んで制御することによって前記トラクション制御を実行するものとしたことを特徴とするブレーキシステム。
IPC (2件):
B60T 8/58 ,  B60T 8/48
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-283156
  • ブレーキ液圧制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-284850   出願人:住友電気工業株式会社

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