特許
J-GLOBAL ID:200903079072832788

エチレン系共重合体組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 俊一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-068848
公開番号(公開出願番号):特開平6-136195
出願日: 1993年03月26日
公開日(公表日): 1994年05月17日
要約:
【要約】【構成】 特定の物性を有し、密度およびMFRが共に異なるエチレン・α-オレフィン共重合体[A]および[B]とからなり、密度が0.890〜0.955g/cm3 、MFRが0.1〜100g/10分の範囲であるエチレン系共重合体組成物。【効果】 溶融張力、高剪断域における流動性に優れ、かつ透明性、機械的強度、耐ブロッキング性に優れたフィルムを製造することができる。
請求項(抜粋):
(A-i)エチレンと、炭素数3〜20のα-オレフィンとの共重合体であって、(A-ii)密度(d)が0.880〜0.940g/cm<SP>3 </SP>の範囲であり、(A-iii)135°C、デカリン中で測定した極限粘度[η<SB>A</SB>]が1.0〜10.0dl/gの範囲であり、(A-iv)示差走査型熱量計(DSC)により測定した吸熱曲線の最大ピーク位置の温度(Tm(°C))と密度(d)とがTm<400×d-250で示される関係を満たし、(A-v)190°Cにおける溶融張力(MT(g))とメルトフローレート(MFR)とがMT>2.2×MFR<SP>-0.84</SP>で示される関係を満たし、(A-vi)溶融重合体の190°Cにおける応力が2.4×10<SP>6 </SP>dyne/cm<SP>2</SP>に到達する時のずり速度で定義される流動性インデックス(FI(1/秒))とメルトフローレート(MFR)とがFI>75×MFRで示される関係を満たし、(A-vii)室温におけるデカン可溶部(W(重量%))と密度(d)とがW<80×exp(-100(d-0.88))+0.1で示される関係を満たすエチレン・α-オレフィン共重合体[A]5〜95重量%と、(B-i)エチレンと、炭素数3〜20のα-オレフィンとの共重合体であって、(B-ii)密度(d)が0.910〜0.960g/cm<SP>3 </SP>の範囲であり、(B-iii)135°C、デカリン中で測定した極限粘度[η<SB>B</SB>]が0.5〜2.0dl/gの範囲であり、(B-iv)示差走査型熱量計(DSC)により測定した吸熱曲線の最大ピーク位置の温度(Tm(°C))と密度(d)とがTm<400×d-250で示される関係を満たし、(B-v)室温におけるデカン可溶部(W(重量%))と密度(d)とがMFR≦10g/10分のとき、W<80×exp(-100(d-0.88))+0.1MFR>10g/10分のとき、W<80×(MFR-9)<SP>0.26</SP>×exp(-100(d-0.88))+0.1で示される関係を満たすエチレン・α-オレフィン共重合体[B]5〜95重量%とからなるエチレン系共重合体組成物であって、(i)上記エチレン・α-オレフィン共重合体[A]の密度と、上記エチレン・α-オレフィン共重合体[B]の密度との比([A]/[B])が1未満であり、(ii)上記エチレン・α-オレフィン共重合体[A]の極限粘度と、上記エチレン・α-オレフィン共重合体[B]の極限粘度との比([η<SB>A</SB>]/[η<SB>B</SB>])が1以上であり、(iii)該組成物の密度が0.890〜0.955g/cm<SP>3 </SP>の範囲であり、(iv)190°C、2.16kg荷重における該組成物のメルトフローレート(MFR)が0.1〜100g/10分の範囲であることを特徴とするエチレン系共重合体組成物。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-234717
  • 注型コイルの製造方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-093612   出願人:株式会社タムラ製作所

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