特許
J-GLOBAL ID:200903079858232946
ポリトリメチレンテレフタレートフィラメント糸およびその製造方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
前田 純博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-334437
公開番号(公開出願番号):特開2003-138425
出願日: 2001年10月31日
公開日(公表日): 2003年05月14日
要約:
【要約】【課題】 高速紡糸によって得られるポリトリメチレンテレフタレートフィラメント糸において、その残留伸度を向上せしめ、高生産性機能を付加するとともに後加工性に優れた特性を付与すること。【解決手段】 熱変形温度(T)が40〜105°Cの繊維伸度向上剤を0.5〜4.0重量%粒子状に分散せしめ、2000〜8000m/minの引取速度で溶融紡糸して、下記(a)〜(b)の要件を満足し、残留伸度増加率(I%)が30%以上、複屈折率△nが0.02〜0.07、残留伸度が60〜250%および熱応力ピーク値が0.18cN/dtex以下であるポリトリメチレンテレフタレートフィラメント糸とする。(a)フィラメントの断面方向における平均粒子径(D)が0.03〜0.35μmの範囲にあること;および(b)フィラメントの長手方向に沿って、配向・延在化し、その平均長さ(L)と上記(D)との比(L/D)が2〜20であること。
請求項(抜粋):
ポリトリメチレンテレフタレートの重量を基準として、下記(a)〜(c)の要件を同時に満足する粒子状の繊維伸度向上剤が0.5〜4.0重量%分散したポリトリメチレンテレフタレートフィラメント糸であって、該フィラメント糸の残留伸度増加率(I%)が30%以上、複屈折率△nが0.02〜0.07、残留伸度が60〜250%および熱応力ピーク値が0.18cN/dtex以下であることを特徴とするポリトリメチレンテレフタレートフィラメント糸。(a)熱変形温度(T)が40〜105°Cであること。(b)フィラメントの横断面方向における平均粒子径(D)が0.03〜0.35μmであること。(c)フィラメントの長手方向に沿って、配向・延在化し、その平均長さ(L)と前記(D)との比(L/D)が2〜20であること。但し、残留伸度増加率は、下式により定義されるものである。I(%)=(ELb(%)/EL0(%)-1)×100ここで、ELb(%)は本発明のポリトリメチレンテレフタレートフィラメント糸の残留伸度、EL0(%)は繊維伸度向上剤を含まない以外は同一の紡糸条件下で得られたポリトリメチレンテレフタレートフィラメント糸の残留伸度である。
Fターム (14件):
4L035AA02
, 4L035AA05
, 4L035AA06
, 4L035BB33
, 4L035BB34
, 4L035BB40
, 4L035BB56
, 4L035CC13
, 4L035DD15
, 4L035EE20
, 4L035FF08
, 4L035HH01
, 4L035HH10
, 4L035JJ05
引用特許:
前のページに戻る