特許
J-GLOBAL ID:200903079874106969

燃料蒸気処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-123502
公開番号(公開出願番号):特開平9-303218
出願日: 1996年05月17日
公開日(公表日): 1997年11月25日
要約:
【要約】【課題】処理装置の気密診断に際し、装置内を閉鎖するためにキャニスタの大気弁を強制的に閉じ、装置内に導入される圧力に基づき適正な診断を実現する。【解決手段】キャニスタ13はタンク1で発生する燃料蒸気をライン21を通じて捕集し、その燃料を必要に応じライン30を通じて吸気通路31へパージさせる。両部材1,13等は互いに一つの閉鎖空間を形成する。キャニスタ13の大気孔38に設けられた大気弁35は、ダイアフラム35aにより区画された圧力室35c,35dを含む。圧力室35cにはキャニスタ13の内圧が導入され、圧力室35dは外圧を導入するための圧力ポート35eを有する。制御弁32はパージライン30を閉鎖する。パイプ42は二つの圧力ポート35e,41を接続する。パイプ42に設けられた導入ポート43には、診断用の圧力が導入される。両ポート43,41の間のパイプ42に設けられた逆止弁44は、導入ポート43から圧力ポート41への圧力の導入を許容する。
請求項(抜粋):
燃料を収容するための燃料タンクで発生する燃料蒸気をベーパラインを通じてキャニスタに捕集し、その捕集された燃料をパージラインを通じて前記キャニスタの外部へパージして処理するように構成し、前記燃料タンク、前記キャニスタ、前記ベーパライン及び前記パージラインを互いに連通させて一つの閉鎖空間を形成可能とし、前記閉鎖空間の気密性に係る診断が行われる燃料蒸気処理装置であって、前記キャニスタは大気へ通じる大気孔を有し、その大気孔には前記キャニスタの内圧の変化に基づいて開かれるダイアフラム式の逆止弁よりなる大気弁が設けられ、前記大気弁はダイアフラムにより区画される第1及び第2の圧力室を含み、第1の圧力室には前記キャニスタの内圧が導入され、前記第2の圧力室は所定の圧力を導入するための第1のポートを有し、前記パージラインには、同ラインを閉鎖すると共に、必要に応じて同ラインを開くために制御される制御弁が設けられ、前記キャニスタと前記制御弁との間の前記パージラインには、必要なときのみ開かれて所定の圧力を導入するための第2のポートが設けられ、前記第1及び第2のポートを、前記閉鎖空間の気密性に係る診断が行われるときに診断用の圧力を導入するために使われる導入ポートとしたことを特徴とする燃料蒸気処理装置。
IPC (3件):
F02M 25/08 301 ,  F02B 77/08 ,  G01M 15/00
FI (3件):
F02M 25/08 301 H ,  F02B 77/08 M ,  G01M 15/00 Z
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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