特許
J-GLOBAL ID:200903080005988615

埋設鋼管の塗膜損傷位置検出方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 細江 利昭
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-341991
公開番号(公開出願番号):特開平11-160281
出願日: 1997年11月28日
公開日(公表日): 1999年06月18日
要約:
【要約】【課題】 信号のS/N比を向上させ、塗膜損傷位置を精度良く、確実に検出する方法、およびこの方法を実施するのに好適な装置を提供する。【解決手段】 掛算器3の位相変調されたM系列変調信号は、埋設鋼管1と接地電極4の間に電圧として印加される。この状態で探査機6を移動させ、車輪電極6a、6b間の電位差を検出する。FFT処理部16は、この電位差信号f(t)と、M系列参照信号発生器11から出力される掛算器3の出力と同じパターンを有する参照信号g(t)をフーリエ変換し、それぞれF(iω)、G(Iω)を得る。そして、F(iω)と複素共役処理部17で得られたG(Iω)*を、たたみこみ積分処理部18で畳み込み積分した後、逆FFT処理部19で逆フーリエ変換して相互相関をとる。そして、相互相関のピーク値を代表値として、探査機6の移動に伴うこの代表値の変化から、埋設鋼管の塗膜損傷位置を検出する。
請求項(抜粋):
埋設鋼管と大地の間に交流電圧を印加することにより当該埋設鋼管に交流電流を流し、管軸方向に沿った位置にある2点間の電位差を当該2点を移動させながら順次検出することにより、前記交流電流により地上に発生する電位分布を測定し、その電位分布の変化から当該埋設鋼管の塗膜損傷位置を検知する方法において、直流成分を含まないか直流成分の少ない搬送波の位相を変調させることによって生成したランダム信号又は擬似ランダム信号を、埋設鋼管に印加する信号として用い、前記埋設鋼管に印加する交流電圧信号から取りだした参照信号と、前記2点間の電位差の検出信号それぞれにフーリエ変換を行って、そのスペクトルの共役積の逆フーリエ変換を行うことにより、前記2信号の相関処理を行い、そのピーク値を前記2点間の電位差の代表値とし、当該代表値より電位分布を求め、求めた電位分布の変化から当該埋設管の塗膜損傷位置を検出することを特徴とする埋設鋼管の塗膜損傷位置検出方法。
IPC (2件):
G01N 27/82 ,  G01B 7/34
FI (2件):
G01N 27/82 ,  G01B 7/34 Z
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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