特許
J-GLOBAL ID:200903080095145948

油圧ショベル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武 顕次郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-049107
公開番号(公開出願番号):特開平10-245865
出願日: 1997年03月04日
公開日(公表日): 1998年09月14日
要約:
【要約】【課題】 油圧ショベルに関し、あらかじめ設定した地中の傾斜面に一致するよう自動的に掘削する。【解決手段】 掘削深さ設定手段23に、基準点Oから地中の傾斜した掘削設定域Stまでの掘削深さLStを設定し、基準域設定手段20に、基準点Oが含まれる地表の傾斜した基準域Scを設定しておく。バケット位置算出手段21は、フロントセンサ13で求められるフロント6の姿勢情報に基づき、上部旋回体2に対するバケット5の位置を示す位置情報を算出する。換算手段22は、この位置情報を換算して基準域Scからバケット5までの距離LSnを求める。判定手段24は、この距離LSnと上述の掘削深さLStに基づき、バケット5が掘削設定域Stに達しているか否か判定する。バケット5が掘削設定域Stに達している場合、指令制御部25は、バケット5が掘削設定域Stを超えて掘削しないようパイロット圧信号を抑制する指令制御を行う。(図3,図4)
請求項(抜粋):
下部走行体及びこの下部走行体に装着された上部旋回体と、前記上部旋回体に対し回動可能に連結され、その先端にバケットを有するフロントと、前記フロントの姿勢情報を求めるフロントセンサと、前記姿勢情報に基づき、外部から供給される操作信号を制御し、駆動信号として出力するコントロールユニットと、前記コントロールユニットから出力された前記駆動信号に応じて前記フロントの駆動制御を行う駆動制御部とを備えた油圧ショベルにおいて、前記コントロールユニットに、前記下部走行体が載置された接地域の所定の基準点から所定の掘削設定域までの掘削深さをあらかじめ設定しておく掘削深さ設定手段と、前記基準点が含まれる所定の基準域をあらかじめ設定しておく基準域設定手段と、前記フロントセンサで求められる前記姿勢情報に基づき、前記上部旋回体に対する前記バケットの位置を示す位置情報を算出するバケット位置算出手段と、前記位置情報を換算して前記基準域から前記バケットまでの距離を求める換算手段と、前記換算手段により得られた前記距離及び前記掘削深さ設定手段に設定された前記掘削深さに基づき、前記バケットが前記掘削設定域に達しているか否か判定する判定手段と、前記バケットが前記掘削設定域に達していないとき、供給された前記操作信号に相応する駆動信号を前記駆動制御部に与える指令制御を行い、前記バケットが前記掘削設定域に達しているとき、前記バケットが前記掘削設定域を超えて掘削しないよう抑制した駆動信号を前記駆動制御部に与える指令制御を行う指令制御部とを設けたことを特徴とする油圧ショベル。
引用特許:
審査官引用 (1件)

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