特許
J-GLOBAL ID:200903080136692940

蛋白質発現解析用示差ゲル電気泳動法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-195004
公開番号(公開出願番号):特開2008-025991
出願日: 2006年07月18日
公開日(公表日): 2008年02月07日
要約:
【課題】検出感度と再現性が高く、標識効率の高い安価で簡便な蛋白質発現解析用示差ゲル電気泳動法を提供する。【解決手段】蛋白質発現解析用の示差ゲル二次元電気泳動法は、2種以上の蛋白質を比較するのに広く用いられている。本発明では、少なくとも2種の蛋白質試料を2次元電気泳動にかける前に、グアニジン塩酸塩を用いて加熱変性する。変性温度は、96〜100°Cの範囲内が望ましく、好適には98°Cで行う。同様に変性時間は、98°Cであれば2〜3分程度が望ましい。その他は、慣用の示差ゲル二次元電気泳動法によるが、この加熱変性により、本発明では、色素が蛋白質の所望の部位に共有結合しやすくなるため、蛋白質の検出感度が高く、色素結合効率が立体構造に依存しないため、確率論的に各蛋白質試料間の標識効率が等しくなり、再現性を向上できる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
少なくとも二つの蛋白質を等電点電気泳動用緩衝液に溶解して蛋白質試料を調製し、調製された蛋白質試料を蛍光波長の異なる少なくとも二つの色素で標識して混合し、一枚のゲルに供与し、蛋白質の発現を示差ゲル電気泳動法により解析するに当たり、 (A)加熱時蛋白質に悪影響を及ぼさない変性用緩衝液に少なくとも2種の蛋白質試料をそれぞれ溶解するステップと、 (B)グアニジン塩酸塩を含む変性剤の存在下、各溶液を加熱して、各蛋白質試料を変性するステップと、 (C)蛍光波長の異なる少なくとも二つの異なる色素で、各溶液中の各蛋白質試料を別々に標識するステップと、 (D)各溶液から標識された各蛋白質試料を分取するステップと、 (E)分取された各標識蛋白質を混合し、等電点電気泳動用緩衝液に溶解するステップと、 を含むことを特徴とする蛋白質発現解析用示差ゲル電気泳動法。
IPC (3件):
G01N 27/447 ,  G01N 33/68 ,  G01N 33/58
FI (5件):
G01N27/26 301B ,  G01N33/68 ,  G01N27/26 315H ,  G01N27/26 315E ,  G01N33/58 Z
Fターム (17件):
2G045BB03 ,  2G045BB25 ,  2G045BB35 ,  2G045BB50 ,  2G045BB51 ,  2G045CB01 ,  2G045DA36 ,  2G045FB05 ,  2G045FB07 ,  2G045FB12 ,  4H056CA01 ,  4H056CC02 ,  4H056CC08 ,  4H056CE03 ,  4H056CE06 ,  4H056DD03 ,  4H056FA08
引用特許:
出願人引用 (2件)

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