特許
J-GLOBAL ID:200903080345926665
無機系多孔質体の製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
筒井 知
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2002006536
公開番号(公開出願番号):WO2003-002458
出願日: 2002年06月28日
公開日(公表日): 2003年01月09日
要約:
狭い細孔径分布から成るメソ細孔に加えて、精密に制御されたマクロ細孔を併せ持つ無機系多孔質体を製造する方法が開示されている。鋳型成分として両親媒性物質をゾル-ゲル反応触媒成分を含む水溶液に溶かし、それに加水分解性の官能基を有する無機低分子化合物を添加して得られる出発溶液から、マクロ細孔となる溶媒リッチ相を含むゲルをゾル-ゲル法によって作製し、ついで乾燥によって溶媒を除去し、さらに熱分解などにより鋳型成分を除去する。
請求項(抜粋):
メソ細孔に加えてマクロ細孔を併せ持つ無機系多孔質体を製造する方法であって、
(i)ゾル-ゲル反応触媒成分を含有する水溶液に、鋳型成分として両親媒性物質を溶かして均一溶液を調製する工程、
(ii)該均一溶液に、加水分解性の官能基を有する無機低分子化合物を添加しゾル-ゲル反応を行わせて、溶媒に富む溶媒リッチ相と、ゾル-ゲル反応により前記無機低分子化合物から生成した無機酸化物重合体であって、前記両親媒性物質から成る鋳型成分の表面上に固着した無機酸化物重合体に富む骨格相とから成る、連続した3次元網目構造のゲルを形成する工程、
(iii)該ゲルを乾燥して前記溶媒リッチ相から溶媒を蒸発除去することによりマクロ細孔を形成する工程、および
(iv)乾燥後のゲルから熱分解または抽出により前記鋳型成分を除去することにより前記骨格相内にメソ細孔を形成する工程、
を含むことを特徴とする方法。
IPC (1件):
FI (1件):
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