特許
J-GLOBAL ID:200903080616354107

塩化ビニル系重合体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岩見谷 周志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-274569
公開番号(公開出願番号):特開平8-109203
出願日: 1994年10月13日
公開日(公表日): 1996年04月30日
要約:
【要約】【構成】 塩化ビニル単量体を水性媒体中で懸濁重合するに際し、メタノール/ジメチルホルムアルデヒド溶液とゼラチンと無機コロイドとを、水/メタノール溶媒に溶解し、pH11.0に調節したものを重合体スケール付着防止剤として重合器内に塗布しておき、重合開始剤として、3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチルパーオキシネオデカノエートとt-ブチルパーオキシネオデカノエートとを組み合わせたものを使用して重合を行う。【効果】 重合時間を短縮しても、重合器内に重合体スケールが付着することがなく、高品質の塩化ビニル系重合体を得ることができる。
請求項(抜粋):
重合器内壁面に重合体スケール付着防止性の塗膜を有する重合器内で塩化ビニル単量体またはこれを主体とするビニル系単量体の混合物を水性媒体中で油溶性重合開始剤を用いて懸濁重合することからなる塩化ビニル系重合体の製造方法において、前記の重合体スケール付着防止性の塗膜が、(a) 下記一般式(1) :【化1】〔式中、R1 は互いに同一でも異なっていてもよく、-H,-OH,-COOH, -SO3 H , -NH2 , -Cl, -NO2 , -COCH3 , -N(CH3 ) 2 及び炭素原子数1〜3のアルキル基からなる群から選ばれる基であり、Xは、炭素原子数1〜5のアルキレン基、-N(CH3 ) -,-C(CH3 ) 2 -,-CONH-,-P(=O)H-, -SO2 -,-O-,-S-及び-Si (R)2 -(ここで、Rは炭素原子数1〜10のアルキル基である。)からなる群から選ばれる2価の基である。nは1〜2の整数である。〕で表される少なくとも2個のアミノ基を有するジフェニル化合物とキノン化合物との縮合生成物、並びに(b) 水溶性高分子化合物、無機コロイド及びアルカリ金属ケイ酸塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有するアルカリ性溶液を前記に内壁面に塗布し、乾燥することにより形成されたものであり、かつ上記油溶性重合開始剤が、(A) 0.1モル/リットルのベンゼン溶液の10時間半減期温度が30〜50°Cで、その構造中にベンゼン環又はアルコキシ基を有しない有機過酸化物と、(B) 3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチルパーオキシネオデカノエートと、からなることを特徴とする塩化ビニル系重合体の製造方法。
IPC (4件):
C08F 2/00 MEC ,  C08F 2/18 MBF ,  C08F 4/34 MEP ,  C08F 14/06 MKB
引用特許:
出願人引用 (5件)
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