特許
J-GLOBAL ID:200903080871035902

音響入力装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 西川 惠清 ,  森 厚夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-307794
公開番号(公開出願番号):特開2009-135593
出願日: 2007年11月28日
公開日(公表日): 2009年06月18日
要約:
【課題】目的方向に存在する音源からの音を強調して出力する。【解決手段】位相差補正部20は、第1,2の指向性マイクロホン10,11で生成された第1,2の観測信号の離散値を抽出し、第2の観測信号の離散値に対して、目的方向に音源が存在する場合の位相差だけシフトする。音源方向判定部21は、第1,2の観測信号のパワー値である第1,2の観測パワー値を算出する。第1,2の観測パワー値の少なくとも一方が閾値以下の場合、音源が目的方向には存在しないと判定し、第1,2の観測パワー値の何れもが閾値より大きく、第1,2の観測パワー値の相対比が他の閾値より小さい場合、音源が目的方向に存在すると判定する。出力演算部22は、音源が目的方向に存在する場合、第1,2の観測信号の合成信号を大きな増幅率で増幅して出力し、音源が目的方向には存在しない場合、上記合成信号を小さな増幅率で増幅して出力する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
それぞれが、所定の指向角度の集音領域を有し、各集音領域の一部同士が予め決められた目的方向を含んで重なるように近接して設置され、音源からの音波を受波し当該受波した音波に基づく観測信号を生成する第1の指向性マイクロホン及び第2の指向性マイクロホンと、 前記第1の指向性マイクロホンから第1の観測信号を受信し前記第2の指向性マイクロホンから第2の観測信号を受信し、当該受信した第1の観測信号と第2の観測信号の位相差を、前記目的方向に音源が存在する場合の第1の観測信号と第2の観測信号の位相差分だけ補正する位相差補正部と、 前記位相差補正部で補正された後の第1の観測信号と第2の観測信号とを用いて、前記音源が前記目的方向に存在するか否かを判定する音源方向判定部と、 前記音源方向判定部によって前記音源が前記目的方向に存在すると判定された場合、前記第1の観測信号及び前記第2の観測信号の少なくとも一方を第1の増幅率で増幅して出力する一方、前記音源方向判定部によって前記音源が前記目的方向には存在しないと判定された場合、前記第1の観測信号と前記第2の観測信号の位相差を前記位相差分だけ補正し、補正後の第1の観測信号と第2の観測信号の合成信号を前記第1の増幅率より小さい増幅率で増幅して出力する出力演算部と を備えることを特徴とする音響入力装置。
IPC (3件):
H04R 3/00 ,  G10L 21/02 ,  H04R 1/40
FI (5件):
H04R3/00 320 ,  G10L21/02 102A ,  G10L21/02 102B ,  G10L21/02 103A ,  H04R1/40 320A
Fターム (2件):
5D018BB22 ,  5D020BB04
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (3件)

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