特許
J-GLOBAL ID:200903080904012261

能動型騒音制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-220659
公開番号(公開出願番号):特開平5-061476
出願日: 1991年08月30日
公開日(公表日): 1993年03月12日
要約:
【要約】【目的】 能動型騒音制御装置の制御系の特性劣化を自己診断する。【構成】 自己診断時に、ホワイトノイズ発生器9で発生したホワイトノイズをラウドスピーカ5a,5b に個別に供給する。そして、マイクロフォン6a〜6cで実空間伝達関数Ckmの空間を伝播したホワイトノイズを検出し、この検出信号ekmとホワイトノイズ発生器9で発生したホワイトノイズとをマイクロコンピュータ26に入力し、このマイクロコンピュータ26でホワイトノイズを実空間伝達関数をモデル化したモデル空間伝達関数Ckm′をフィルタ係数とするディジタルフィルタ処理して検出信号ekmに対応するフィルタ信号rkmを算出すると共に、このフィルタ信号rkmと検出信号ekmとからモデル空間伝達関数Ckm′を推定し、推定したモデル空間伝達関数Ckm′と予め設定したモデル空間伝達関数Ckm′(I) との差値が閾値以上であるときにその制御系に特性劣化が生じたものと判断する。
請求項(抜粋):
制御騒音発生状態に応じた基準信号を適応フィルタ手段を介して制御音源に入力し、当該制御音源から送出される音圧と周囲の騒音音圧との合成音圧を残留騒音検出手段で検出し、前記基準信号を制御音源及び残留騒音検出手段間の空間伝達関数をモデル化したモデル空間伝達関数をフィルタ係数とするフィルタ手段でフィルタ処理した信号と前記残留騒音検出信号とに基づいてフィルタ係数更新手段で前記適応フィルタのフィルタ係数を更新するようにした能動型騒音制御装置において、前記フィルタ手段に前記基準信号に代えてテスト信号を供給すると共に、前記制御音源に前記基準信号に代えてテスト信号を個別に供給するテスト信号供給手段と、前記テスト信号、個別に選択した前記残留騒音検出手段で検出したテスト信号及びフィルタ手段でフィルタ処理されたテスト信号に基づいてモデル空間伝達関数を推定するモデル伝達関数推定手段と、該モデル伝達関数推定手段で推定したモデル伝達関数推定値と予め設定されたモデル伝達関数とを比較して異常を検出する異常検出手段とを備えたことを特徴とする能動型騒音制御装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 能動型騒音制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-184618   出願人:日産自動車株式会社, 株式会社日立製作所

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