特許
J-GLOBAL ID:200903081343434753

磁気特性が極めて優れた無方向性珪素鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-205193
公開番号(公開出願番号):特開平7-054044
出願日: 1993年08月19日
公開日(公表日): 1995年02月28日
要約:
【要約】【目的】 変態を有する無方向性電磁鋼板のγ処理(γ〜α変態時冷速を≦50°C/sとする)において冷却速度を確保するための処理及びγ域焼鈍の雰囲気での窒化防止のために特定元素を添加する。【構成】 Si≦2.5 %、Al≦1.0 %かつSi+2Al :2.5%を含有する無方向性電磁鋼板の製造工程で、?@熱間圧延時のγ処理、?A溶鋼を移動更新する冷却体表面により凝固せしめて鋼帯を製造する場合のγ処理、?B熱延で得られた熱延鋼帯のγ処理を行い、各場合の溶鋼の段階で Sn, Sb, P, Cr, Ge, Te, As, Ni, Cu, Seのうちの少くとも1つを、Sn, Sb, Ge, Te, Cuでは0.01〜0.8 %、 P, As, Seでは0.02〜0.15%、Cr, Niでは0.05〜1.5 %添加する。【効果】 上記元素の添加により、γ処理時の窒化を防止でき、仕上げ焼鈍時の再結晶及び結晶粒成長が充分達成され、極めて優れた磁束密度と共に鉄損が得られる。
請求項(抜粋):
Si≦2.5重量%、Al≦1.0重量%で且つ、Si+2Al:2.5重量%以下を含有する珪素鋼スラブを通常の方法で溶製後、熱延し、1回の冷間圧延で、所定の板厚とし、この鋼板を仕上げ焼鈍する工程を経て得られる無方向性珪素鋼板の製造方法において、さらに添加元素として、Sn,Sb,P,Cr,Ge,Te,As,Ni,Cu,Seのうちから選ばれる何れか1つまたは2つ以上を、Sn,Sb,Ge,Te,Cuにあっては、0.01〜0.8重量%、P,As,Seにあっては、0.02〜0.15重量%、Cr,Niにあっては、0.05〜1.5重量%添加し、熱延でのコイルの巻き取り温度をAr3 以上とし、その後冷却してα相に変態する時の冷却速度(Ar3 からAr1 間の平均冷却速度)を50°C/秒以下とすることを特徴とする磁気特性が極めて優れた無方向性珪素鋼板の製造方法。
IPC (3件):
C21D 8/12 ,  C22C 38/00 303 ,  H01F 1/16
引用特許:
審査官引用 (7件)
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