特許
J-GLOBAL ID:200903081787531453
残差騒音検知を改良した可変ゲイン能動騒音消去装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
ウオーレン・ジー・シミオール
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-503060
公開番号(公開出願番号):特表平8-510565
出願日: 1994年06月23日
公開日(公表日): 1996年11月05日
要約:
【要約】能動騒音消去装置がより有効な消去、より大きい信頼性及び改良された安定性を得るための一連の特徴を備えている。ヘッドセット装置に適応される特定の特徴が使用者の鼓膜に入射するものにより似ている信号を検出するために音響発生器の中心から半径方向にずれた残差マイクロホンを取付けることを含んでいる。なおオープンバックヘッドセット設計には、ヘッドセットの背部ではなく側面に小孔を備えているので小孔はうっかりしてふさがれることが少ない。この装置はまた、例えばイヤピースに加わる圧力によって生ずることがあり、また消去装置を不安定にすることのある環境の音響特性の変化を検出する機構を備えている。この装置は、このような変化に、例えば安定性を保つために装置のゲイン又は周波数応答を下げることによって自動的に応ずる。この装置はさらに切迫した不安定を検出して補償するその他の方法、例えば不安定の開始のエンハンスメント周波数特性内の信号の開始を検出し、装置のゲイン又は周波数応答を調節するか又は高められた信号を抑圧する方法を含んでいる。この装置はさらに音響レベルが低いとき装置をターンオフするか又は装置の現在の電力要求に一致するように装置への給電を調節することによって電池の寿命を長くする機構を備えている。
請求項(抜粋):
使用者の耳に保持されるように構成されたイヤピースを備え、前記イヤピースが、 前記イヤピース内に配設され、加えられる駆動信号に応じて反騒音場を発生する音響発生器と、 反騒音場内に配設され、周囲の音響と反騒音の和を示す残差信号を発生する第1のセンサと、 前記残差信号に従って音響発生器への駆動信号を発生する処理装置と、 使用者の耳に知覚される周囲の音響に近づける手段と、 イヤピースの低周波応答を高める手段と、 音響発生器による消去を介して使用者の耳に選択された所望の信号を与える手段と、 潜在不安定性を示す所定の条件に応じて装置の伝達関数を選択的に変える手段と、 装置の電力要求量の減ったことを示す条件のしるしを発生し、それに応じて装置の所定の部分の電力消費を減らす手段とを備える能動騒音消去ヘッドセット装置。
引用特許:
審査官引用 (7件)
-
特開平2-228195
-
特開平3-089798
-
特開平3-274894
-
特開平4-348398
-
特開平4-056499
-
特開平2-263079
-
能動型騒音制御装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平3-176980
出願人:日産自動車株式会社, 株式会社日立製作所
全件表示
前のページに戻る