特許
J-GLOBAL ID:200903082695687186

回り込みキャンセラ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小笠原 史朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-029597
公開番号(公開出願番号):特開2001-223663
出願日: 2000年02月07日
公開日(公表日): 2001年08月17日
要約:
【要約】【課題】 回り込みキャンセラにおいて、変動の速い回り込みを高精度にキャンセルすることを可能とする。【解決手段】 減算器31は、受信波からFIRフィルタ37の出力を減算することで回り込み観測信号を算出する。FIRフィルタ37は、回り込み観測信号に対してフィルタ処理を施す。FFT回路32は、回り込み観測信号をフーリエ変換する。回り込み伝送路推定部33は、FFT出力から回り込み波の伝達関数とFIRフィルタ37の伝達関数との差分の伝達関数を算出する。IFFT回路34は、差分伝達関数を逆フーリエ変換することでインパルス応答データを算出する。係数更新回路35は、インパルス応答データからFIRフィルタ37のフィルタ係数を生成する。ここで、伝送路特性推定部は、間引き処理回路333を備えており、IFFT回路へ出力するデータ数をFFT回路から入力されるデータ数よりも削減させる。
請求項(抜粋):
親局から伝送されてくる親局波であるOFDM伝送方式を用いたデジタル放送波を中継して他の箇所に伝送する中継放送所において、受信アンテナと送信アンテナとの間に介挿され、受信アンテナで受信された受信波から回り込み波をキャンセルして送信アンテナに受け渡すための回り込みキャンセラであって、前記親局波と前記回り込み波とが加算された状態で受信される前記受信アンテナの受信波から、前記回り込み波の複製信号を減算することにより回り込み観測信号を算出し、当該回り込み観測信号を送信信号として前記送信アンテナに出力する減算器と、前記減算器の出力に対してフィルタ処理を施すことにより、前記回り込み波の複製信号を生成して前記減算器に出力するトランスバーサルフィルタと、前記減算器の出力をフーリエ変換することにより、時間軸上のデータである前記回り込み観測信号を周波数軸上のキャリアデータに変換するFFT回路と、前記FFT回路の出力から、前記回り込み波の伝達関数と前記トランスバーサルフィルタの伝達関数との差分の伝達関数を算出する回り込み伝送路推定部と、前記回り込み伝送路推定部の出力を逆フーリエ変換することにより、インパルス応答データを算出するIFFT回路と、前記IFFT回路の出力に基づいてフィルタ係数を生成し、前記トランスバーサルフィルタに設定する係数更新回路とを備え、前記伝送路特性推定部は、間引き処理回路を含み、前記間引き処理回路は、前記トランスバーサルフィルタに設定するフィルタ係数のデータ数をm(mは正の整数)、aを正の整数としたときに、前記IFFT回路へ出力するデータ数を、前記FFT回路から入力されるデータ数n(nは正の整数)からn’=n/2a ≧mを満たす正の整数n’に間引くことを特徴とする、回り込みキャンセラ。
IPC (5件):
H04J 11/00 ,  H03H 15/00 ,  H04B 7/005 ,  H04B 7/14 ,  H04B 15/00
FI (5件):
H04J 11/00 Z ,  H03H 15/00 ,  H04B 7/005 ,  H04B 7/14 ,  H04B 15/00
Fターム (32件):
5J023AC04 ,  5J023AC08 ,  5J023AD00 ,  5J023AD10 ,  5K022DD01 ,  5K022DD13 ,  5K022DD19 ,  5K022DD23 ,  5K022DD24 ,  5K022DD33 ,  5K022DD34 ,  5K022DD54 ,  5K046AA05 ,  5K046BA00 ,  5K046EE57 ,  5K046KK06 ,  5K052AA01 ,  5K052AA02 ,  5K052BB01 ,  5K052CC00 ,  5K052DD04 ,  5K052FF02 ,  5K052FF05 ,  5K052FF32 ,  5K072AA04 ,  5K072BB27 ,  5K072CC00 ,  5K072CC32 ,  5K072DD15 ,  5K072GG01 ,  5K072GG10 ,  5K072GG14
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (2件)

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