特許
J-GLOBAL ID:200903082967984398

媒体の真偽鑑別装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 幸男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-228610
公開番号(公開出願番号):特開平8-069552
出願日: 1994年08月30日
公開日(公表日): 1996年03月12日
要約:
【要約】【目的】 紙幣等の媒体の真偽判別の基準を数量的に客観的に定める。【構成】 真券の読み取り信号レベルの平均値を中心として、両側に対称に上限値14と下限値15を選定する。レベル判定部3は読み取り信号レベルがこの基準濃度範囲にある場合、その旨を真偽判定部4に通知する。真偽判定部4は画素数カウンタ16等で該当する画素数を数え、基準値18と比較する。真券の信号レベルを正規分布と見なしたので、収容確率を正確に計算により求めることができる。真券である場合に基準濃度範囲にあると判断されるべき画素数の閾値を定めると、真券のうち何パーセントが真券と判断されるかを演算により求められる。従って、要求される真偽判定のための信頼水準に応じ画素数の閾値を定めることができる。
請求項(抜粋):
鑑別対象となる媒体のイメージを読み取り、画素毎に、その読み取り信号レベルが基準濃度範囲にあるかどうかを判断するレベル判定部と、判断対象とした画素のうち、前記読み取り信号レベルが基準濃度範囲にあると判断される画素数を求めて、この画素数が閾値を越えた場合には前記媒体を真券と判定し、それ以外の場合には偽券と判定する真偽判定部とを備え、前記レベル判定部は、統計データを得るための一群の真券の、対応する各画素の読み取り信号レベルが、平均値を中心として正規分布しているものと仮定して、前記平均値を中心として両側に対称に上限値と下限値とを選定して前記基準濃度範囲を定め、前記真偽判定部は、各画素の読み取り信号レベルが基準濃度範囲に収容される確率を収容確率と呼ぶとき、この収容確率が画素毎に互いに独立に一律であるとした場合の、基準濃度範囲にあると判断されるべき画素数と、その画素数に該当する確率密度との関係から、真券の相当部分を含む前記画素数の閾値を定めることを特徴とする媒体の真偽鑑別装置。
IPC (3件):
G07D 7/00 ,  G06F 19/00 ,  G06T 7/00
FI (3件):
G06F 15/30 330 ,  G06F 15/30 340 ,  G06F 15/62 410 Z
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭60-230291
  • 汚損紙幣識別装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-290672   出願人:グローリー工業株式会社

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