特許
J-GLOBAL ID:200903083138406782

研削加工におけるワークの寸法制御方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江原 省吾 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-116813
公開番号(公開出願番号):特開平6-320419
出願日: 1993年05月19日
公開日(公表日): 1994年11月22日
要約:
【要約】【目的】 一時遅れ遅れ要素の関係式における熱流入係数αおよび熱流出係数βを簡易迅速に、かつ、実際の加工状況に即して求める。【構成】 加工終了時点(te)以降のワークWの熱収縮による寸法変化をインプロセスゲージ8により計測し、熱収縮曲線G’を求める。加工終了時点(te)の計測寸法DLとワークWが一定値に収縮した時点の計測寸法DMとの差により、加工終了時点(te)におけるワークWの熱膨張量δL(=DL-DM)を求める。加工終了後の任意の時間txにおける計測寸法DXより、その時点(tx)の熱膨張量δX(=DX-DM)と寸法変化速度(dDX/dt)とを求める。熱膨張量δXと寸法変化速度(dDX/dt)とにより、熱流出係数β{=-(dDX/dt)/δX}を求める。この熱流出係数βの値を用いて、一時遅れ遅れ要素の関係式よりδ=δLとなる熱流入係数αの値を求める。
請求項(抜粋):
研削加工中の研削動力Pと熱流入係数αおよび熱流出係数βとから、下記の一時遅れ要素の関係式?@を用いて、加工中のワークの熱膨張量δを逐次演算し、その時点におけるワークの計測寸法からこの熱膨張量δをマイナスした補正寸法にてワークの寸法制御を行なう寸法制御方法であって、加工終了後のワークの熱収縮による寸法変化をインプロセスゲージで計測し、加工終了時点の計測寸法DLと加工終了後一定値に達した時点の計測寸法DMとの差より、加工終了時点の熱膨張量δL(=DL-DM)を求め、加工終了後の任意の時間txにおける計測寸法DXより、その時点の熱膨張量δX(=DX-DM)と寸法変化速度dDX/dtとを求め、この熱膨張量δXと寸法変化速度dDX/dtとにより、熱流出係数β{=-(dDX/dt)/δX}を求め、この熱流出係数βを用いて下記関係式?@より、δ=δLとなる熱流入係数αを求め、このようにして求めた熱流入係数αおよび熱流出係数βを用いて、下記関係式?@より加工中のワークの熱膨張量δを逐次演算することを特徴とする研削加工におけるワークの寸法制御方法。(一時遅れ要素の関係式?@)dθ/dt = α・P-β・θ ・・・?@ここで、t:時間、 θ:ワークの温度上昇量P:研削動力α:熱流入係数、 β:熱流出係数δ:ワークの熱膨張量(=ρ・D0・θ)ρ:ワークの線膨張係数D0:ワークの基準径
IPC (4件):
B24B 49/14 ,  B23Q 15/02 ,  B23Q 15/18 ,  B24B 49/04
引用特許:
審査官引用 (1件)

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