特許
J-GLOBAL ID:200903083217442174

光分岐デバイス

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊丹 勝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-036867
公開番号(公開出願番号):特開平9-230151
出願日: 1996年02月23日
公開日(公表日): 1997年09月05日
要約:
【要約】【課題】 素子サイズを従来よりも小さくすることができ、これによる生産性及び歩留まりの向上を図る。【解決手段】 第1の導波路21は、光をシングルモードで伝送するため断面が8×8μm程度に設定されている。この第1の導波路21に続くテーパ部22は、第1の導波路21を伝搬した光をマルチモードに移行させる。このテーパ部22の幅広の端部に続く直線部23は、マルチモードに移行された光の波面を球面状から平面状に近づける。直線部13の出射端側には、入射端面が直線部23の出射端面と僅かの間隙を介して対向するように、シングルモードの第2の導波路24及び第3の導波路25が配置されている。これら導波路24,25は、入射端から離れるに従って50mm以下、例えば20mmの曲率半径Rに沿ってで互いに離間するように形成されている。直線部23の幅及び長さは、直線部23と第2及び第3の導波路24,25との間の結合損失が最小となる最適値、例えば15μm及び100μmに設定されている。
請求項(抜粋):
基板と、この基板上に形成されたY型分岐部を有する導波路とを有し、前記Y型分岐部が、シングルモードで光を伝送する第1の導波路と、この第1の導波路に同一幅で接続されてその幅が前記第1の導波路から離れるに従って広がるように形成されて伝送された光をシングルモードからマルチモードに移行させるテーパ部と、一端が前記テーパ部の幅広の端部に接続され前記テーパ部の幅広の端部と同一幅で所定の長さを有し前記マルチモードに移行した光を伝送する直線部と、それぞれの端部が前記直線部の他端と対向するよう配置され前記直線部から離れるに従って所定の曲率で互いに離間するように形成されて前記直線部の他端からの光をシングルモードで伝送する第2及び第3の導波路とを備えた光分岐デバイスにおいて、前記第2及び第3の導波路の端部の曲率半径が50mmよりも小さく、且つ前記直線部の幅及び長さが前記直線部と前記第2及び第3の導波路との間の結合損失が最小となる値に設定されていることを特徴とする光分岐デバイス。
引用特許:
審査官引用 (5件)
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