特許
J-GLOBAL ID:200903083338845527

ピストンエンジン用のシリンダライナーの製造方法及びシリンダライナー

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-528810
公開番号(公開出願番号):特表平11-502470
出願日: 1996年03月27日
公開日(公表日): 1999年03月02日
要約:
【要約】大型の2工程クロスヘッドエンジンのようなピストンエンジン用のシリンダライナー(1)は、該ライナーの内面(7)上にピストンリングに対する駆動面を有する。該シリンダライナーは、25cm乃至100cmの範囲の内径と、100cm乃至400cmの範囲の長さとを有する。該駆動面は、最初に、湾曲した刃部分を有する少なくとも1つのカッティング工具により波形の頂部と谷との間の高さ(h)の差が少なくとも0.005mmである波形パターンを内面に切り込むことで設定される。ホーニング加工を行わずに、その高さを上記略平面状領域(18)内に少なくとも0.004mm塑性圧縮することにより、波形の頂部を除去し、この圧縮後、波形の谷(17)の底部が上記領域よりも少なくとも0.001mmだけ低い高さにあるにする。長手方向部分において、仕上がったライナー(1)の内面(7)は、部分的に波形の形状をした面を有し、該面において波形の谷(17)が略平面状領域(18)により仕切られている。
請求項(抜粋):
大型の2工程クロスヘッドエンジンのようなピストンエンジン用のシリンダライナー(1)であって、該シリンダライナーの内面(7)におけるピストンリングの駆動面が、最初に、湾曲した刃部分を有する少なくとも1つのカッティング工具により、波形の頂部と谷との間にて少なくとも0.005mmの高さ(h)の差を有する波形パターンを前記内面に切り込み、 次に、前記ピストンの上死点位置に最も近い少なくとも駆動面にて前記波形の頂部を前記パターンから除去し、長手方向部分にて、前記仕上がったライナー(1)の前記内面(7)が前記波形の谷(17)が略平面状領域(18)により仕切られた一部波形の形状の面を有する、前記シリンダライナー(1)を製造する方法にして、 前記シリンダライナーが、25cm乃至100cmの範囲の内径と、100cm乃至400cmの範囲の長さとを有し、その高さの少なくとも0.004mmが前記略平面状領域(18)内に塑性圧縮されることにより、前記波形の頂部がホーニング加工をせずに除去され、該圧縮後の前記波形の谷(17)の底部が、前記領域よりも少なくとも0.001mm低い高さとなるようにすることを特徴とする、製造方法。
IPC (3件):
B23P 9/02 ,  B23P 15/00 ,  B24B 39/02
FI (3件):
B23P 9/02 ,  B23P 15/00 Z ,  B24B 39/02 Z
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 内燃機関のシリンダボア
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-226199   出願人:トヨタ自動車株式会社
  • 特開平4-348865

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