特許
J-GLOBAL ID:200903083558877977

高次の多重極電界、低圧イオン・トラップ内での共振励起によるイオンのフラグメンテーション

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 浅村 皓 ,  浅村 肇 ,  清水 邦明 ,  林 鉐三
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-585140
公開番号(公開出願番号):特表2005-522845
出願日: 2003年04月02日
公開日(公表日): 2005年07月28日
要約:
質量分析計の電界内で、比較的高い分解能と効率でイオンをフラグメント化するための方法と装置である。この技術は、好ましくはバックグラウンド・ガスすなわち中性ガスの圧力が10-5トル程度である直線イオン・トラップ内にイオンをトラップすることを含む。トラップされたイオンを、比較的長い期間(例えば、50ms超)、比較的低い励起レベル(例えば、1ボルト(0-pk)未満)で適度に励起する。この技術により、イオンを高い識別度で選択的に解離することができる。イオンをトラップするのに用いられる四重極RF電界に高次の多重極電界を重ねることにより高いフラグメンテーション効率を達成することができる。多重極電界(好ましくは八重極電界)は、トラップの周辺で共振的に励起されたイオンの半径方向の振動運動を減衰させる。これによりイオンがトラップから半径方向に放出する確率を低くして、衝突誘起解離の確率を高くする。
請求項(抜粋):
イオンをフラグメント化する方法であって、 約9x10-5トルより低い圧力の中性バックグラウンド・ガスが存在する環境内に置かれまたは環境を形成するイオン・トラップ内にイオンをトラップし、 選択されトラップされたイオンに交番ポテンシャルを与えることによりイオンを共振的に励起して、前記トラップされたイオンの少なくとも一部分の衝突誘起解離を促進し、 前記トラップの周辺に近づく前記共振的に励起され選択されたイオンの振動運動を減衰させて、前記選択されたイオンが前記トラップから放出される確率を低くする、 イオンをフラグメント化する方法。
IPC (2件):
H01J49/42 ,  G01N27/62
FI (3件):
H01J49/42 ,  G01N27/62 E ,  G01N27/62 L
Fターム (4件):
5C038JJ02 ,  5C038JJ06 ,  5C038JJ07 ,  5C038JJ11
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

前のページに戻る