特許
J-GLOBAL ID:200903084031809813

インパルスタービン型複合原動機

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-263049
公開番号(公開出願番号):特開2006-052718
出願日: 2004年08月13日
公開日(公表日): 2006年02月23日
要約:
【課題】従来の自動車用エンジンは、熱効率が低く、従って燃費が悪かった。【解決手段】自動車用エンジンから排出される排気ガスの熱量を、蒸気発生器によって水蒸気のエネルギーに代え、単段衝動(インパルス)タービンを駆動し、フライホイールのリングギヤに歯車伝達する事で、軸出力を向上させて半シリアルハイブリッドな複合原動機とした。【選択図】図1
請求項(抜粋):
液体又は気体の燃料を、空気と混合して燃焼室内で圧縮し電気火花で点火させ、或いは空気を燃焼室内で圧縮し高温にした上で、燃料を高圧噴射混合する事で着火させ、その爆発・燃焼させた際の圧力をピストン又はローターで受けて動力を取出す車両用の内燃機関原動機38において、燃焼室から出る高温の排気ガスを、消音器9等を介して外部へ排出する経路である排気マニホールド10や排気管8等に、水を通じ加熱する為の細管37を通じて蒸気発生器7の役目を兼用させ、その細管37内で蒸発・過熱する蒸気によりインパルスタービン1を回転させ、そのトルクを直接に該原動機38のフライホイール15外周に設けてある始動用のリングギヤ16にインパルスタービン軸歯車2で伝達し、且つそのインパルスタービン1より下流の圧力低下した蒸気を、該車両が走行時に受ける空気の流れを利用して冷却・凝縮する復水器3を備え、且つその下流の凝縮した水を該原動機38内の高温熱源(冷却水部・潤滑油部・機関の金属部)を利用して予熱する予熱器39又は同機能の配管を備え、且つその上流又は下流に電動モーター式の給水ポンプ5又は該内燃機関原動機38から受ける動力を断続する電磁クラッチ等付の給水ポンプ5を備え、水を送り込む元の復水器3から給水ポンプ5を介して送り先の蒸気発生器7までの間に、蒸気の逆流を防止し蒸気発生器7に必要な水のみを供給する為の与圧式チェックバルブ6を少なくとも1箇所以上は備え、且つその給水ポンプ5の動作制御に、最低動作開始排気ガス温度以上である事と、車両のアクセラレーターペダルの踏み込み角度等の一定以上の負荷を検知した状態等のアンド条件を使用して、発進時・登坂時及び高速走行時等の中高負荷時にのみ高温排気ガスの熱量を利用して該蒸気発生器7を作動させ、且つ該車輌制動時には、インパルスタービン1の上流の蒸気発生器7側回路と下流の復水器3側回路をバイパスする開閉バルブ36を、ブレーキ操作機構又は制動機構の作動と連動して開放するシステムとした、中高負荷時の総合熱効率を向上させて出力当たりの燃料消費量を低減し、制動時の安全対策を施した事を特徴とする車輌用のインパルスタービン型複合原動機、及び車両走行時の走行風と該原動機の中高負荷時の排気ガス熱量の使用方法
IPC (4件):
F01N 5/02 ,  F01K 23/10 ,  F01P 3/20 ,  F02G 5/02
FI (4件):
F01N5/02 F ,  F01K23/10 P ,  F01P3/20 T ,  F02G5/02 B
Fターム (4件):
3G081BA02 ,  3G081BB04 ,  3G081BB07 ,  3G081BC07
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 特開H09-088596 自動車用エンジンの水冷装置
  • 特許第3216590号 原動機の運転制御装置およびハイブリッド車輌の運転制御装置
  • 自動車用エンジンの水冷装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-276919   出願人:アイシン精機株式会社
審査官引用 (1件)

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