特許
J-GLOBAL ID:200903084232687295

油圧作業車両の安全装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-121939
公開番号(公開出願番号):特開平7-305519
出願日: 1994年05月10日
公開日(公表日): 1995年11月21日
要約:
【要約】【目的】 従来技術の安全装置では、高所解体用作業アタッチメントにおけるバケットシリンダをストロークエンド状態のままで破砕作業を行うと、大きな衝撃的破砕力がバケットシリンダやその他作業アタッチメントに加わるが、従来技術ではバケットシリンダがストロークエンド状態であるということが分らなかった。また角度センサに通じるハーネスの接続状況も不明であった。これを解決する。【構成】 本発明の安全装置では、超ロングアタッチメントのアーム先端部の警報範囲域における安全域と禁止域との間に警告域を設定した。またバケットシリンダがストロークエンド近くにあるときには、特異な音色の断続警報音が吹鳴されるようにした。また各ポテンショメータ又は近接センサに接続されているハーネスが接続したとき、また車体が所定の角度以上傾いたときには、吹鳴パターンの異なるそれぞれ警報音を吹鳴するようにした。
請求項(抜粋):
下部走行体の上部に上部旋回体を連結し、その上部旋回体のフロント部に長尺形のブームを有する複数個のブームを順次連結し、その先端側のブーム先端部にアームを連結し、そのアームの先端部に作業工具装置を連結し、上記複数個のブーム,アーム,作業工具装置をそれぞれ各ブーム用油圧シリンダ,アームシリンダ,バケットシリンダにて前後方向に屈折回動できるようにして超ロングタイプの作業アタッチメントを構成している油圧作業車両において、車体の傾斜角度を検出する傾斜角センサと、上記複数個のブーム,及びアームのそれぞれ回動角度を検出する角度センサと、バケットシリンダの伸縮ストロークエンドの若干手前側位置を検出できる近接センサを設け、上記傾斜角センサ,角度センサと、近接センサからの検出信号をコントローラに入力するようにし、またアーム先端部の作動範囲における警報範囲域を複数域設定し、アーム先端部が上記警報範囲域に到達したとき、その各警報範囲域に応じて異なる吹鳴パターンの警報音を発生するようにし、上記警報範囲域は作業車両が転倒するおそれがない範囲として上部旋回体の旋回中心から所定の半径の円周内範囲を安全域と設定し、またその安全域の外側に、転倒のおそれはないが操作に充分な注意を要する範囲を警告域に設定し、またその警告域の外側に操作を禁止する範囲を禁止域に設定し、作業アタッチメントの操作時に複数個の上記各角度センサからの信号がコントローラに入力され、コントローラにて上記信号に基づきアーム先端部の位置を演算することによって、アーム先端部の安全域内位置時にコントローラより警報器に対して吹鳴指令信号を出力しないようにし、またアーム先端部の警告域内位置時にコントローラより警報器に対して断続吹鳴指令信号を出力するようにし、またアーム先端部の禁止域内位置時にコントローラより警報器に対して連続吹鳴指令信号を出力するようにしたことを特徴とする油圧作業車両の安全装置。
IPC (3件):
E04G 23/08 ,  E02F 3/43 ,  E02F 9/24
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 解体作業機の安全装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-198789   出願人:油谷重工株式会社
  • 特公昭58-056718
  • 特公昭58-056718

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