特許
J-GLOBAL ID:200903084702491716

動きベクトル検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山内 梅雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-320487
公開番号(公開出願番号):特開2001-145109
出願日: 1999年11月11日
公開日(公表日): 2001年05月25日
要約:
【要約】【課題】 動画のフレーム間の動きベクトルの検出に要する処理時間を大幅に短縮することのできる動きベクトル検出装置を実現すること。【解決手段】 動画のフレーム間でフレームを分割した特定のマクロブロックの画像部分の動きベクトルを求めるとき、現在処理中のフレームにおけるその周囲のマクロブロックのベクトル評価値を取得し(ステップS151)、その最小値を検出確定しきい値として設定する(ステップS152)。そして、参照フレーム内で検索範囲内に検査枠をスキャンしてベクトル評価値を求める段階で、この検出確定しきい値以下となる検出枠が出現すれば(ステップS156)、それ以降の検索を行うことなく、この検査枠をそのマクロブロックに対する動きベクトルの起点とする(ステップS162)ことで、処理時間の短縮を図っている。
請求項(抜粋):
動画像を表わした時間的に近接した2つのフレームのうち、一方を参照フレーム、他方を画像処理中フレームとし、画像処理中フレームを複数に分割したそれぞれの領域としてのマクロブロックのうちの任意の1つのマクロブロックを構成する各画素に対して、参照フレーム内の前記マクロブロックと同一サイズの検査枠を構成する各画素を1対1で対応付け、これらの画素の信号レベルの違いを累積した結果からベクトル評価値を算出するベクトル評価値算出手段と、前記処理中フレーム内のベクトル評価値算出手段で算出しようとするマクロブロックの位置に対応させて前記参照フレーム内でそのマクロブロックと同一の画像部分の存在する位置を前記検査枠を使用して検索するための検索範囲を設定する検索範囲設定手段と、前記ベクトル評価値算出手段が1つの検査枠と対応付けてベクトル評価値の算出動作を終了させるたびに、検索範囲設定手段によって設定された検索範囲内で検査枠を次の新たな位置に移動させてこれに対するベクトル評価値を算出させる検査枠移動手段と、この検査枠移動手段による検索範囲内での検査枠の移動がすべて終了した時点で最小のベクトル評価値を有する検査枠と前記処理中フレーム内のベクトル評価値算出手段で算出しようとするマクロブロックとを結ぶベクトルとしての動きベクトルを求める動きベクトル検出手段と、この動きベクトル検出手段の検出によって前記処理中フレーム内で1つのマクロブロックに対する動きベクトルが検出されるたびに前記処理中フレーム内で動きベクトルの検出されていないマクロブロックがある限り、そのうちの1つずつを動きベクトルの検出のために指定するマクロブロック指定手段と、このマクロブロック指定手段が1つのマクロブロックを指定したとき同一処理中フレーム内のそのマクロブロックの近傍の特定の位置関係にある所定数のマクロブロックのうちすでにベクトル評価値が求められたものがあるときそれらの値を基にして動きベクトル検出を確定させるための値としての検出確定しきい値を設定する検出確定しきい値設定手段と、前記検査枠移動手段によって検査枠が検索範囲内を移動するたびに得られるベクトル評価値を前記検出確定しきい値設定手段によって設定された検出確定しきい値と比較し、ベクトル評価値が検出確定しきい値以下である検査枠が出現したとき、その検査枠との関係で定まる動きベクトルをそのマクロブロックについて最終的に得られた動きベクトルと判断し、そのマクロブロックについての検査枠の移動を終了させる動きベクトル検出判断手段とを具備することを特徴とする動きベクトル検出装置。
Fターム (22件):
5C059KK11 ,  5C059KK15 ,  5C059MA00 ,  5C059MA05 ,  5C059NN01 ,  5C059NN05 ,  5C059NN08 ,  5C059NN09 ,  5C059NN11 ,  5C059PP04 ,  5C059SS01 ,  5C059SS06 ,  5C059SS13 ,  5C059TA62 ,  5C059TA64 ,  5C059TA65 ,  5C059TB07 ,  5C059TC12 ,  5C059TC42 ,  5C059TD11 ,  5C059TD12 ,  5C059UA02
引用特許:
審査官引用 (5件)
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