特許
J-GLOBAL ID:200903085084697371

摩擦係合要素の潤滑機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 健二 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-345023
公開番号(公開出願番号):特開平10-184860
出願日: 1996年12月25日
公開日(公表日): 1998年07月14日
要約:
【要約】【課題】摩擦係合要素に対する潤滑を十分にかつ確実に行うことができ、しかも加工工数を低減する。【解決手段】アウタレース3の左端に、ブレーキハブ4の環状側板部4aが溶接αで結合されている。環状側板部4aの、アウタレース3の左端が当接する位置には、アウタレース3の内周側と外周側とを連通する凹部4cが形成されている。したがって、回転軸1に回転時、回転軸1の軸方向の潤滑油通路孔1aに送給されている潤滑油は、遠心油圧によって径方向の潤滑油通路孔1bおよび潤滑油通路孔2aを通ってアウタレース3の内周側に流動し、更に凹部4cを通り、環状側板部4aに沿って流動し、ブレーキハブ4の円筒部4bの潤滑油通路孔4eを通って摩擦板5,7に流動する。凹部4cが環状側板部4aに形成されているので、潤滑油通路面積を大きくとれ、かつ溶接が容易となって、加工工数が低減する。
請求項(抜粋):
回転可能に設けられた筒状部材と、この筒状部材の外周側に配設され、前記筒状部材の回転を制御する摩擦係合要素とを備え、前記摩擦係合要素の板状部材が前記筒状部材の少なくとも一端に結合されており、前記摩擦係合要素を潤滑するための潤滑油が前記筒状部材の内周側から流動するようになっている摩擦係合要素の潤滑機構において、前記板状部材と前記筒状部材の少なくとも一端とが当接する位置に、前記筒状部材の内周側と外周側とを連通する間隙を形成する間隙形成部が、前記板状部材に設けられていることを特徴とする摩擦係合要素の潤滑機構。
引用特許:
審査官引用 (3件)

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