特許
J-GLOBAL ID:200903085745857931

フッ素含有廃水の処理方法及び処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-136039
公開番号(公開出願番号):特開2000-084570
出願日: 1999年05月17日
公開日(公表日): 2000年03月28日
要約:
【要約】【課題】 高濃度のフッ素廃水に対し、高度処理を必要とせずに一段の処理で、常に安定に十分低濃度までフッ素を処理し、しかも処理に要する薬剤量および処理に伴い発生する汚泥量を大幅に低減する。【解決手段】 反応槽1で廃水中のフッ素イオンをフッ化カルシウムとして固定し、水酸化アルミニウムを凝集助剤として沈降槽3で沈降分離し、フッ化カルシウムと水酸化アルミニウムからなる沈殿物スラリーの一部を引き抜きアルミニウム再生槽4に返送し、アルミニウム再生槽4において水酸化アルミニウムに吸着していたフッ素に対し、9以下のpHで高濃度のカルシウムを作用させ、フッ化カルシウムとして固定した後、反応槽1へ返送することにより、フッ素吸着性のある水酸化アルミニウムが系内で高濃度になるように循環させる。
請求項(抜粋):
フッ素イオンを含有する廃水に対し、カルシウムを作用させ廃水中の大部分のフッ素をフッ化カルシウムとして固定する第1の工程、前記工程の処理液に前記工程で新規に生成するフッ化カルシウムよりアルミニウムとして少ない量のアルミニウム塩を添加し、生成する水酸化アルミニウムを凝集助剤として前記フッ化カルシウムを凝集沈降させ沈殿物スラリーを形成する第2の工程、及び該沈殿物スラリーを含む廃水を固液分離し、上澄みの液相を排水すると共に固相の沈殿物スラリーを汚泥として排出する第3の工程を有するフッ素含有廃水の処理方法であって、前記汚泥として排出する沈殿物スラリーの一部を引き抜き、9以下のpHでカルシウムを作用させ該沈殿物スラリーに含まれる水酸化アルミニウムに吸着していたフッ素をフッ化カルシウムとして固定した後、前記第1の工程に該処理された沈殿物スラリーを返送し、前記一連の工程を繰り返すことで、系内における水酸化アルミニウムをフッ化カルシウムの凝集に少なくとも必要な量に維持するとともに、フッ素吸着に寄与する量を増加させることを特徴とするフッ素含有廃水の処理方法。
IPC (4件):
C02F 1/58 CDG ,  B01D 21/01 102 ,  B01D 21/30 ,  C02F 1/52 ZAB
FI (4件):
C02F 1/58 CDG M ,  B01D 21/01 102 ,  B01D 21/30 J ,  C02F 1/52 ZAB J
引用特許:
審査官引用 (9件)
  • 特開昭51-142864
  • 特開昭60-097091
  • 特開昭57-038985
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