特許
J-GLOBAL ID:200903085868105330

回折構造を備えたセキュリティ素子

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 柳田 征史 ,  佐久間 剛
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-545486
公開番号(公開出願番号):特表2005-524858
出願日: 2002年10月15日
公開日(公表日): 2005年08月18日
要約:
プラスチック積層体を含むセキュリティ素子(2)は、表面素子(13;14;15)によってモザイク状に構成された表面パターン(12)を有する。低周波格子構造{G(x,y)}と高周波レリーフ構造{R(x,y)}の重ね合わせによって作られた回折構造{B(x,y,T)}が、少なくとも2つの表面素子(14;15)に形成される。一方の表面素子(14)では、格子構造{G(x,y)}の格子ベクトルとレリーフ構造{R(x,y)}のレリーフベクトルが平行であり、他方の表面素子(15)では、格子ベクトル(16)とレリーフベクトル(17)が実質的に直角を形成している。また、2つの表面素子(14;15)の格子構造{G(x,y)}の格子ベクトル(16)は平行である。2つの表面素子(14;15)の共通の境界線(18)は直線偏光で照明したときにしか見えず、日光の下では両方の表面素子(14;15)は同じ表面輝度を有する。
請求項(抜粋):
表面素子(13;14;15)によってモザイク状に構成された表面パターン(12)を備えたプラスチック積層体(1)を含み、前記プラスチック積層体(1)が、カバー層(4)と保護層(6)の間に配置された成形層(5)と、前記成形層(5)と前記保護層(6)の間の境界面(8)と、前記カバー層(4)と前記成形層(5)に入射して前記境界面で反射する光(11)とを備え、前記表面素子(13;14;15)の光学的有効構造(9)が前記成形層5の前記境界面(8)に形成されているセキュリティ素子(2)において、 第1の表面素子(14)と第2の表面素子(15)から構成される少なくとも一対の表面(14,15)が前記表面パターン(12)に配置され、 前記2つの表面素子(14;15)は、それぞれが、格子構造{G(x,y)}とレリーフ構造{R(x,y)}の重ね合わせによって形成される回折構造{B(x,y,T)}を有し、 前記第1の表面素子(14)内では、前記格子構造{G(x,y)}の格子ベクトル(16)と前記レリーフ構造{R(x,y)}のレリーフベクトル(17)が実質的に平行であり、前記第2の表面素子(15)内では、同一格子構造{G(x,y)}の格子ベクトル(16)と同一レリーフ構造{R(x,y)}のレリーフベクトル(17)が実質的に直角の角度を形成し、 前記2つの表面素子(14;15)の前記格子構造{G(x,y)}の前記格子ベクトル(16)が実質的に平行であり、 前記2つのレリーフ構造{R(x,y)}のレリーフ空間周波数(fR)が2,500本/mmより大きく、および 前記空間周波数(fR)が、前記2つの格子構造{G(x,y)}の格子空間周波数(fG)の少なくとも10倍よりも大きい、 ことを特徴とする、セキュリティ素子(2)。
IPC (3件):
G02B5/18 ,  B42D15/10 ,  G03H1/18
FI (4件):
G02B5/18 ,  B42D15/10 501P ,  B42D15/10 531B ,  G03H1/18
Fターム (18件):
2C005HA01 ,  2C005HB01 ,  2C005HB20 ,  2C005JA18 ,  2C005JA19 ,  2C005JB08 ,  2C005JB09 ,  2C005KA06 ,  2C005KA37 ,  2H049AA04 ,  2H049AA18 ,  2H049AA33 ,  2H049AA55 ,  2H049AA65 ,  2K008AA13 ,  2K008EE04 ,  2K008FF11 ,  2K008HH12
引用特許:
出願人引用 (10件)
全件表示
審査官引用 (7件)
全件表示

前のページに戻る