特許
J-GLOBAL ID:200903086044714180

磁気特性および被膜特性の優れた方向性電磁鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 興作 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-399406
公開番号(公開出願番号):特開2003-193132
出願日: 2001年12月28日
公開日(公表日): 2003年07月09日
要約:
【要約】【課題】 スラブ加熱温度が普通鋼なみに低い条件下でも、一次再結晶板における粒成長を適正に制御して仕上焼鈍後の磁気特性を改善すると共に、被膜特性の改善をも実現するための方途について提案する。【解決手段】 所定の成分組成に調整した鋼スラブを、1300°C以下に加熱後、熱間圧延し、その後必要に応じて熱延板焼鈍を施してから、1回または中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延により最終板厚とし、次いで一次再結晶および脱炭のための焼鈍を施したのち最終仕上焼鈍を施す、一連の工程からなる方向性電磁鋼板の製造方法において、鋼スラブの鋳造時に電磁攪拌を施すこと、一次再結晶および脱炭のための焼鈍に関して、鋼板を600 °C以上1000°C以下の温度域に120 秒以内で滞在させ、かつこの滞在期間の雰囲気を水素:30〜60 vol%および露点:15〜40°Cに制御し、しかる後、鋼板を750 °C以上900 °C以下の温度域に60秒以上滞在させ、この滞在期間の雰囲気を水素:40〜70 vol%および露点:40〜70°Cに制御する。
請求項(抜粋):
C:0.01〜0.1 mass%、Si:2.0 〜4.5 mass%およびMn:0.03〜2.5 mass%を含み、必要に応じてインヒビター形成成分を含有する鋼スラブを、1300°C以下に加熱後、熱間圧延し、その後必要に応じて熱延板焼鈍を施してから、1回または中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延により最終板厚とし、次いで一次再結晶および脱炭のための焼鈍を施したのち最終仕上焼鈍を施す、一連の工程からなる方向性電磁鋼板の製造方法において、鋼スラブの鋳造時に電磁攪拌を施すこと、一次再結晶および脱炭のための焼鈍に関して、鋼板を600 °C以上1000°C以下の温度域に120 秒以内で滞在させ、かつこの滞在期間の雰囲気を水素:30〜60 vol%および露点:15〜40°Cに制御し、しかる後、鋼板を750 °C以上900 °C以下の温度域に60秒以上滞在させ、この滞在期間の雰囲気を水素:40〜70 vol%および露点:40〜70°Cに制御することを特徴とする磁気特性および被膜特性の優れた方向性電磁鋼板の製造方法。
IPC (5件):
C21D 8/12 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/04 ,  H01F 1/16 ,  H01F 41/02
FI (5件):
C21D 8/12 B ,  C22C 38/00 303 U ,  C22C 38/04 ,  H01F 1/16 B ,  H01F 41/02 B
Fターム (19件):
4K033AA02 ,  4K033FA01 ,  4K033FA12 ,  4K033HA01 ,  4K033HA03 ,  4K033JA04 ,  4K033JA07 ,  4K033MA02 ,  4K033MA03 ,  4K033RA04 ,  4K033SA02 ,  4K033SA03 ,  5E041AA02 ,  5E041CA02 ,  5E041HB11 ,  5E041HB14 ,  5E041NN01 ,  5E041NN18 ,  5E062AC00
引用特許:
審査官引用 (4件)
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