特許
J-GLOBAL ID:200903086119416032

能動型騒音制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-014132
公開番号(公開出願番号):特開平6-230786
出願日: 1993年01月29日
公開日(公表日): 1994年08月19日
要約:
【要約】【目的】少ない演算量の増加で、制御音源及び残留騒音検出手段間の伝達関数を高精度に同定できるようにする。【構成】基準信号xに同期したパルス信号x' を、断続スイッチ部17を介してラウドスピーカの駆動信号ym とともに加算部16に供給可能とする。そして、断続スイッチ部17を接続状態としてパルス信号x' を駆動信号ym に加算した場合には、残留騒音信号el と一方の同定用フィルタC^1lm の出力とが一致するように、その同定用フィルタC^1lm のフィルタ係数を更新し、断続スイッチ部17を遮断状態としてパルス信号x' を駆動信号ym に加算しなかった場合には、残留騒音信号el と他方の同定用フィルタC^0lm の出力とが一致するように、その同定用フィルタC^0lm のフィルタ係数を更新し、それら同定用フィルタC^1lm ,C^0lm のフィルタ係数の差に基づいて、伝達関数フィルタC^lmを設定する。
請求項(抜粋):
騒音源から騒音が伝達される空間に制御音を発生可能な制御音源と、前記騒音源の騒音発生状態を検出し基準信号として出力する騒音発生状態検出手段と、前記空間内の所定位置における残留騒音を検出し残留騒音信号として出力する残留騒音検出手段と、フィルタ係数可変の適応ディジタルフィルタと、前記基準信号を前記適応ディジタルフィルタでフィルタ処理して前記制御音源の駆動信号を生成する駆動信号生成手段と、前記制御音源及び前記残留騒音検出手段間の伝達関数をモデル化した伝達関数フィルタと、前記基準信号を前記伝達関数フィルタでフィルタ処理した結果と前記残留騒音信号とに基づいて前記空間内の騒音が低減するように前記適応ディジタルフィルタのフィルタ係数を更新する適応処理手段と、を備えた能動型騒音制御装置において、前記基準信号に同期したパルス信号を一時的に前記駆動信号に加算可能な信号加算手段と、フィルタ係数可変で且つ前記伝達関数一つに対して二つの同定用フィルタと、前記信号加算手段が前記加算を行った際の前記残留騒音信号に基づいて前記一方の同定用フィルタを設定し且つ前記信号加算手段が前記加算を行わなかった際の前記残留騒音信号に基づいて前記他方の同定用フィルタを設定する同定用フィルタ設定手段と、前記一方の同定用フィルタのフィルタ係数及び前記他方の同定用フィルタのフィルタ係数の差に基づいて前記伝達関数フィルタを設定する伝達関数フィルタ設定手段と、を備えたことを特徴とする能動型騒音制御装置。
IPC (6件):
G10K 11/16 ,  B60R 11/02 ,  F01N 1/06 ,  H03H 17/02 ,  H03H 17/04 ,  H03H 21/00
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開昭62-193310
  • 特開平4-267298

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