特許
J-GLOBAL ID:200903086179050800

重質油燃料焚きボイラの集塵灰と排脱排水の混合処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 内田 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-260687
公開番号(公開出願番号):特開平10-099639
出願日: 1996年10月01日
公開日(公表日): 1998年04月21日
要約:
【要約】【課題】 重質油を燃料とするボイラの排ガスの集塵灰と排脱装置から発生する排水を混合して高い純度でバナジウムや未燃炭素などの有価物を回収でき、しかも生成する汚泥も減容化し、安定に運転できる処理方法を提供すること。【解決手段】 ボイラ排ガスの集塵灰と排脱排水とを混合し、還元剤を添加して5価のバナジウムを4価のバナジウムに還元し、未燃炭素を分離し、該未燃炭素分離液に水酸化マグネシウム及び/又はアンモニア水を添加してpHを3〜9として生成した高濃度バナジウム含有沈殿物を分離し、分離液にさらに水酸化カルシウム又は酸化カルシウムを添加してpHを9〜12として蒸留しアンモニア水を回収する各工程により構成されてなることを特徴とする重質油燃料焚きボイラの集塵灰と排脱排水の混合処理方法。
請求項(抜粋):
重質油を燃料とするボイラの排ガス煙道に設けられた集塵装置にて回収した集塵灰と湿式排煙脱硫装置から発生する排水とを混合し、5価のバナジウムを4価のバナジウムに還元する還元剤を添加して混合する混合工程と、該混合工程で得られる混合液から未燃炭素を分離する未燃炭素分離工程と、該未燃炭素分離工程から出る未燃炭素分離液に水酸化マグネシウム及び/又はアンモニア水を添加してpHを3〜9とし、生成した高濃度バナジウム含有沈殿物を分離する固液分離工程と、該固液分離工程から出る分離液にさらに水酸化カルシウム又は酸化カルシウムを添加してpHを9〜12とするpH調整工程と、前記pH調整後の液を蒸留して濃縮する蒸留工程と、該蒸留工程で発生する蒸気を凝縮させアンモニア水を回収する凝縮工程とから構成されてなることを特徴とする重質油燃料焚きボイラの集塵灰と排脱排水の混合処理方法。
IPC (5件):
B01D 53/50 ,  B01D 53/77 ,  B01D 53/34 ZAB ,  B09B 3/00 ZAB ,  B09B 3/00
FI (4件):
B01D 53/34 125 R ,  B01D 53/34 ZAB ,  B09B 3/00 ZAB ,  B09B 3/00 304 G
引用特許:
審査官引用 (4件)
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