特許
J-GLOBAL ID:200903086190361940

シート状偏光素子及びそれを用いた液晶表示素子

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-249196
公開番号(公開出願番号):特開平11-084130
出願日: 1997年09月12日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】【課題】 従来偏光板のような光吸収二色性を利用せずにランダム偏光から一方向の偏光のみを取り出す偏光素子において、光吸収なしにランダム偏光を一方向のみの偏光に変換することで、広帯域で光利用効率が高く、光源の吸収発熱による偏光特性の熱劣化がない光散乱機能付シート状偏光素子及びこれを用いた液晶表示素子を得る。【解決手段】 直角三角形状に互い違いに重なり合った連続的に加工されたプリズムにおいて、互いのプリズムの傾斜面を入射光源に対してほぼブリュースター角近傍になるように傾斜させ、入射させたランダム偏光をP偏光とS偏光に分離させた後に、反射光のS偏光のみを入射光と平行な互いのプリズム面に配置した1/4らせん構造を有した分子配向状態にある液晶分子を配向固定した薄膜を介してP偏光に変換させ、透過P偏光と変換されたP偏光をそれぞれ取り出し、更に光散乱シートによりP偏光を光散乱すことで、ランダム偏光から一方向に偏光した指向性のない直線偏光を光損失なしに取り出すことができる。
請求項(抜粋):
光源より出射された非偏光光を偏光に変換する単位が、連続的に加工されたシート状偏光素子であって、前記単位が、前記非偏光光の一部分を互いに偏光面が直交する反射光及び透過光に分割する部分と、前記反射光の偏光面を変化させて透過光の偏光面と一致させる変調部を有することを特徴とするシート状偏光素子において、変調部が1/4らせん構造を有した分子配向状態にある液晶分子を配向固定した薄膜からなり、前記反射光の偏光軸と反射光が入射する面の変調部の液晶分子の長軸方向がほぼ平行方向に配向しており、透過光及び変調された反射光を光散乱させる光散乱部を有することを特徴とする光散乱機能付シート状偏光素子。
IPC (2件):
G02B 5/30 ,  G02F 1/1335 510
FI (2件):
G02B 5/30 ,  G02F 1/1335 510
引用特許:
審査官引用 (6件)
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