特許
J-GLOBAL ID:200903086521335928

インバータ駆動誘導電動機の制動方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-153292
公開番号(公開出願番号):特開平9-009661
出願日: 1995年06月20日
公開日(公表日): 1997年01月10日
要約:
【要約】【目的】 誘導機を駆動するインバータが電動機を制動するときに発生する回生エネルギーを処理するための抵抗器などを省くことができ、装置を小形化するのに適した制動方法を提供する。【構成】 減速指令で入力されると、まず一旦、出力周波数を下げて回転中の誘導電動機のすべりを発電側の負符号とし大きくする。次に、直流母線電圧または直流母線電流を監視しながら、下げた出力周波数を上昇させることによりスリップの絶対値を低下させて、電気エネルギーとして回生される負荷側からの回生エネルギー全量が電動機内の損失と等しくなる動作点を見出す。この動作点を保持させながら電動機の減速速度に応じた下降率で出力周波数を低下させて電動機を減速させることにより、回生エネルギーがインバータ側へ流入することを防ぎ、直流母線電圧の上昇を抑制して、短期間に円滑に電動機を停止させる。
請求項(抜粋):
インバータにより駆動する誘導電動機をインバータ出力周波数を制御することにより制動する方法において、減速に移る際に減速指令を受けると、まず出力周波数を所定の周波数にまで一旦下げ、次に直流母線電流または直流母線電圧を検出し監視しながら出力周波数を所定の上昇率で上昇させていき、直流母線電流の流れる方向または直流母線電圧の上昇から、電動機からインバータへのエネルギーの回生が行われ始めたことを検出したとき、出力周波数を所定の下降率で低下させ、減速中、常に回生エネルギーをすべて電動機内で消費させることによりインバータ側への回生を抑制しながら電動機の減速を行うことを特徴とするインバータ駆動誘導電動機の制動方法。
IPC (2件):
H02P 3/18 101 ,  H02P 5/41 302
FI (2件):
H02P 3/18 101 B ,  H02P 5/41 302 J
引用特許:
審査官引用 (1件)

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