特許
J-GLOBAL ID:200903086668355908

汚泥焼却時に発生する飛灰から溶融固化体を製造する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 潮谷 奈津夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-189025
公開番号(公開出願番号):特開平10-029882
出願日: 1996年07月18日
公開日(公表日): 1998年02月03日
要約:
【要約】【課題】 汚泥を焼却する際に発生した飛灰を捕集し、その成分を調整して溶成リン肥を製造するに際し、飛灰の量や成分の変動にかかわらず、その成分調整を安定して行うことができ、低コストで溶成リン肥としての汚泥溶融固化体を製造する。【解決手段】 汚泥を焼却する際に発生した煤塵の捕集、処理工程における排ガスの流速を利用し、飛灰をD75以上の粗粒とD75未満の微粉とに分けて捕集し、または、煤塵を集塵機によって捕集した後、風力分級によってD75以上の素粒とD75未満の微粉とに二分し、これらの捕集された微粉に、CaO, MgOを、溶融固化体の成分としてアルカリ成分が40%以上、く溶性苦土が12%以上となるように混合し、更に、溶融固化体の成分としてく溶性リン酸が17%以上となるようにリン酸を混合し、この混合物を1350°C以上の温度で溶融し冷却固化する。
請求項(抜粋):
汚泥を焼却する際に発生する煤塵の捕集、処理工程における排ガスの流速を利用し、前記煤塵の飛灰粒子を、その部分分級効率が75%となる限界粒径(D75)を5から20μmの範囲内に設定して分級することによって、D75以上の粗粒を捕捉した後、D75未満の微粉を集塵し、このようにして集塵された前記D75未満の微粉を溶融し次いで冷却固化する際に、前記微粉に、CaO, MgOおよび/またはその塩を、溶融固化体の成分として、アルカリ土類成分が40%以上、く溶性苦土が12%以上となるように混合し、更に、リン酸および/またはその塩を、溶融固化体の成分として、く溶性リン酸が17%以上となるように混合し、この混合物を1350°C以上の温度で溶融し次いで冷却固化することにより、溶成リン肥としての汚泥溶融固化体を製造することを特徴とする、汚泥焼却時に発生する飛灰から溶融固化体を製造する方法。
IPC (4件):
C05B 13/06 ,  C02F 11/06 ,  C05F 7/00 ,  F23J 1/00
FI (4件):
C05B 13/06 ,  C02F 11/06 Z ,  C05F 7/00 ,  F23J 1/00 B
引用特許:
出願人引用 (13件)
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