特許
J-GLOBAL ID:200903086694721319

空調装置用温湿度制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 澤野 勝文 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-265844
公開番号(公開出願番号):特開平11-101485
出願日: 1997年09月30日
公開日(公表日): 1999年04月13日
要約:
【要約】【課題】 取り込んだ外気を調温/調湿する際に、正確に且つ応答のよい温湿度制御を行い、さらに省エネを図り、ランニングコストを低減する。【解決手段】 空調空気の上限状態点(Ps)と下限状態点(Pw)を結んだ目標温湿度線(L) が設定された空気線図テーブル(21)に、予想線設定器(26)により、外気状態点 (A1〜A5) から目標温湿度線(L) 上の任意の状態点に至るまでの状態変化予想線 (J1〜J5) が設定される。状態変化予想線 (J1〜J5) は、主加熱装置(4) の加熱操作を示す主加熱線と、断熱加湿装置(5) の加湿操作を示す断熱加湿線と、冷却装置(6) の冷却操作を示す冷却線と、補助加熱装置(7) の加熱操作を示す補助加熱線からなり、各線の終点温度が各温湿度調整器(4〜7)の目標出口温度として設定されて、各温湿度調整器(4〜7)が個別にフィードバック制御される。また、各出口温度と目標出口温度の差が許容誤差を超えたまま小さくならない場合に異常検出器(28)からアラーム信号が出力される。
請求項(抜粋):
取り入れた外気を予め設定した温湿度に調整するために、温湿度調整器として、加熱容量可変の主加熱装置(4)と、加湿容量可変の断熱加湿装置(5)と、冷却容量可変の冷却装置(6)と、加熱容量の微調整が可能な補助加熱装置(7)のうち少なくとも一以上の温湿度調整器を備え、前記各温湿度調整器(4〜7)を通過した空気の温度を測定する温度センサ(T1〜T4)が夫々の温湿度調整器(4〜7)の出口に設けられ、前記各温度センサ(T1〜T4)で検出された出口温度と、予め設定された各温湿度調整器(4〜7)の目標出口温度を比較して、各温湿度調整器(4〜7)の容量を増減する容量制御装置(11〜14)を備えた空調装置(1)の温湿度制御を行う空調装置用温湿度制御装置であって、外気の温湿度を検出する温湿度センサ(TH1)と、空気線図を予め記憶した空気線図テーブル(21)とを備え、空調空気の上限温度及び上限湿度によって定まる上限状態点(Ps) と、下限温度及び下限湿度によって定まる下限状態点 (Pw) を結んだ目標温湿度線(L)を空気線図テーブル(21)に設定する目標温湿度線設定器(22)と、前記温湿度センサ(TH1)で検出された外気の温湿度に基づく外気状態点(A1〜A5) を空気線図テーブル (21) に設定する外気状態点設定器 (24) と、前記外気状態点(A1〜A5) から前記目標温湿度線(L)上の任意の状態点に至るまで、空気線図上を等絶対湿度線に沿って加熱方向に推移する主加熱線 (JT )と、空気線図上を等エンタルピ線に沿って加湿方向に推移する断熱加湿線 (JH )と、空気線図上を上限状態点(Ps) の露点温度以下に設定された冷却温度(Tc) に向かって推移する冷却線(JC )と、空気線図上を等絶対湿度線に沿って加熱方向に推移する補助加熱線 (Jt )のうち、空調装置(1)が有する温湿度調整器(4〜7)に応じて必要な線をこの順で連結した状態変化予想線(J1〜J5)を設定する予想線設定器(26)と、当該予想線設定器(26)で設定された状態変化予想線(J1〜J5)に基づき、主加熱線 (JT ),断熱加湿線 (JH ),冷却線(JC ),補助加熱線 (Jt )の終点温度を、空調装置(1)が有する主加熱装置(4),断熱加湿装置(5),冷却装置(6),補助加熱装置(7)の目標出口温度として前記各容量制御装置(11〜14)に対して出力する目標出口温度設定器(27)と、前記各温度センサ(T1〜T4)で検出された各温湿度調整器の出口温度と、前記目標出口温度設定器(27)で設定された前記各温湿度調整器(4〜7)の目標出口温度の差が許容誤差より大きく、所定時間経過しても許容誤差以下にならないときに、当該温湿度調整器(4〜7)が異常である旨を知らせる異常検出器(28)を備えたことを特徴とする空調装置用温湿度制御装置。
引用特許:
出願人引用 (6件)
  • 外気空調装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-082577   出願人:株式会社大氣社
  • 空気調和システム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-012538   出願人:クボタトレーン株式会社, 株式会社クボタ
  • 特開平2-037245
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